石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】その114
「映ってたわよ。普通に」。
「あのなあ、映ったんじゃないの、出演したの。
天気予報の後で手を振ってたわけじゃないんだから」。
「同じじゃない、教えてあげたのに。
何それ、あー、やだやだ」。
今年ももう最後の月になりましたが、テレビ出演は3回でした。
1回はオーストラリアからの依頼でしたから日本の方の目には触れず、仕事への効果はありませんでしたが、他の出演後はお声掛けをいただいたりして出演の効果を実感したものです。
1%の視聴率が80~100万人だと言いますからやはりたいしたものです。
飲食店はそのような機会があったら絶好の宣伝チャンスですから断ってはいけませんね。
さらに言いますと、石田の顧問店で今までテレビ出演したお店から聞いた話だと、
「遠方からのお客様も来られましたが、周辺のお客様の増加の方が顕著です」とのことですから、新規客獲得の良い機会になりますね。
どちらにしてもいつもより多くのお客様が来店されることが普通のようです。
そこで重要なのが・・・。
『段取り準備はやりすぎても困らない』
先日、テレビ朝日からのインタビュー取材の時、六本木の放送局に行きましたが少し早く着いたのでフロアを見学させていただきました。
舞台ができていてその上で若い方が(後で聞きましたらアシスタントディレクターだとか)マイクテストをしていました。
何度も何度も同じ言葉を繰り返しています。失礼ながらうるさくて、そこまでやらなくてもなんて思ってしまいました。
待ち合わせの時間になって、ディレクターさんが迎えにきてくれたので、
「ADさんもたいへんですねえ、どれくらいあんなテストするんですか?」と何気なく聞いたところ、
「ああ、あれですね。
今日、急きょレディーガガが来ることになったのでいつもより入念にやってますから60分ぐらいですかね。
いつもは40分ぐらいなんですが。マイクの角度がちょっとあわないと反響したり、雑音が出たりするので、失礼がないように念入りにやってます」。
ワン、ツ-、ワンワン、ツーツー、テストテストの繰り返しを40分60分、いやいやプロになればなるほど当たり前のことを追及して行うものだと実感したのと同時に段取り準備の大切さを再認識いたしました。
事務所に戻ってこの話をしたところ、
「レディーガガが、今日、テレビ朝日に来たんですか?見たかったな」だって。
そこかよ。
ではまた。