KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』  Vol.91

こんにちは。

令和元年おめでとうございます。

新しい時代も元気に走りましょう。

令和元年を迎えましたが、世間は10連休という過去例のないお休みでした。

私たちサービス業はどうお客様が動くかわからないまま万全を期して臨まなければなりません。

連休中の様子がどうだったか、まだわからない状況ですが、一部の社長からは途中報告をいただきました。

「もうへとへと、毎日が日曜日です。後半が怖いです」

「人手が足りず、最低人数でやってますが、今いるアルバイトが後半来てくれるか心配です」

「この後も予約でいっぱいで、何組もお断りしています」

など、好調な滑り出しを話される方もいれば、

「お話になりませんよ、ウチは望まない10連休になってしまいました」

「お店で稼げませんから行楽地イベントに参加してますが、初めてなんでうまくいきません」という方もいました。

そうです、官公庁関係の店やオフィス街の店は街が閑古鳥状態ですから、なすすべがありません。

こんな時私たちはどうすればよいのでしょうか。

〈ピンチはチャンス、チャンスに変えろ〉なんてことを昔から誰かに言われてきた覚えはありませんか?

忙しい時にもピンチはありますね。

普段では起きないような問題が起きます。

〈お客様からのクレーム〉〈オペレーションのやりにくさ・欠点〉〈品質維持の難しさ〉〈スタッフ間のコミュニケーション不足〉〈準備の不足〉〈モチベーションの低下〉等など。

これらを嵐が去った後に結果オーライで「まあ、何とか乗り切って良かった良かった」で済ましてはいけませんね。

後日検証してその後に生かすということで、更なる『いい店』にできるのではないでしょうか。

閑古鳥が鳴き、手持無沙汰でどうしょうもない時に、何もせず、ただ時間をやり過ごしているなんてことはないですか。

「こんな時間が持てるときはそうそうない、何かプラスのことを準備しよう」と動くべきでしょう。

〈これから先の販売促進案を考える〉〈新商品を考える〉〈ホームページを確認して更新する〉〈SNSの利用や更新をする〉〈IT関連を勉強してみる〉〈他店の視察を行ってみる〉〈業界関係の本を読んでみる・業界関連のネットサーフィンをする〉等など、この時だからこそできることはあるはずですね。

その動きが、何もしない店よりも1ランク上に上がる秘訣ですね。

マイナスをただ受け入れるだけでは何も変わりません。

努力こそが将来を作ることを忘れてはいけませんね。

10連休の後には消費が冷え込むとの予測をする専門家も多くいるようですが、そんな中で勝ち組に入るよう我々は走り続けなければなりません。

さあ、また令和の時代もバリバリ健康で頑張りましょう。