コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2014年11月10日

Vol.40 危険度感知スイッチを高めよう

街を歩けば、クリスマスのBGMが聞こえ始め、今年2014年も後少しだなと感じてる方も少なくないのではないでしょうか?

一年ってあっという間ですね。

我々飲食店のサービス業は、イベントや季節に応じた新メニューの開発、販売促進等、毎月取り組む事が山盛りですね。

気がつくともう12月!?なんて感じでしょうか。

そんな一年を振り返って、私の「飲食店 現場の眼」から何らかのヒントや工夫改善を取り入れて頂けましたでしょうか?

お役に立つことができ得れば幸いです。

つい、あっという間に過ぎてしまった方は、一年の締め括りに今一度復習が必要ではないでしょうか?

教育や工夫改善に遅いという事はありません。

冬の繁忙期がやってきます。

忘・新年会で忙しくなるこの時期は、お客様の接客でスタッフもいつも以上の動きが増えてきて、「危険度感知スイッチ」が欠けてくる時期でもあります。

トレンチを使うバッシングで、いつも以上にのせてしまい事故になる。

店内を小走りで移動し、お客様やスッタフと接触する。

忙しいから、人がいないからで「ちょっとした無理」が大きな事故に繋がりやすくなる時期でもあります。

人災での事故は、各スタッフが声を掛け合い、また各自で「危険度感知スイッチ」の意識を持って入れば回避できますよね。

店内の防災は如何でしょうか?

もちろん乾燥するこの季節、防災の意識を高めましょう。

店内や厨房に設置してある消火器は、いつでも取り出せる場所に設置してありますか?

使用期限は大丈夫ですか?

もしもの時の避難非常口の確保はどうでしょうか?

扉の前に物が山積なんて事はないですよね。

また、冷蔵庫等の上にカラーボックを重ねて、備品や器など置いていませんか?

きちとん固定し、重い物は下に入れ、軽い物は上に置く等の基本を守りましょう。

地震があれば、倒れてきたりして怪我をしたり、その物が妨げになって避難確保ができなくなります。

実は私事ですが、2年前に飲食店で火災に捲き込まれた経験があります。

たまたま居合わせたのですが、その時は、非常口の不備により、怪我人が出ました。

お客様の安心・安全は、食だけでは無いのですから、その点の意識も高め、再度要チェックしてください。

繁忙期です。

気を引き締めてがんばりましょう。

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