2012年8月6日
Vol.98 シェイク
今年も暑いですねぇ。
いけないとは思いつつ、ついつい、冷たいものばかり飲んでしまいます。
で、今年もやってきました。
マックシェイクヨーグルト味!!
(あ、もちろん宣伝では、ありません笑)。
私、大好きなんです(重ねていいますが、宣伝ではありません笑)。
ところで、シェイクって何ですか?と、今回はシェイクの話。
話をしていると、少しは涼しくなるかしら(笑)。
● シェイクってなに?
もともとは、お酒のカクテルをつくる技法、「シェイク/シェーク」からきています。
振り動かす、よく振るという意味の「shake」です。
シェーカーの中に、氷と材料を入れ、よく振ったあとグラスに注ぎます。
氷をあまり溶かさないよう、すばやく振ることで、中の材料を混ぜながらよく冷やすわけです。
ここから、牛乳を加えた乳飲料を、ミルクセーキと呼ぶようになります。
セーキは、シェークがなまった和製英語。
牛乳、卵黄、砂糖などをまぜてつくるミルクセーキは、「フレンチスタイル」、牛乳、アイスクリーム、砂糖などをまぜつくるものは、「アメリカンスタイル」と呼ばれているそうです。
また、アメリカンスタイルを、通称「シェイク」とも呼びます。
昔なつかしのミルクセーキは、フレンチスタイル。
卵が入っているものですね。
アメリカンスタイルは、アイスクリームの量が多いため、半分凍った状態になります。
マクドナルドのシェイクは、これですね。
マクドナルドの創設者、レイ・クロックは、もともと、シェイクマシーンの営業マンだったとか。
「シェイクと言えば、マクドナルド」といわれるのも、納得。
ちなみに、モスバーガーも「シェイク」をだしていますが、ロッテリアでは「シェーキ」。
ケンタッキーは、今年からシェイクでもスムージーでもない「クラッシャーズ」を販売。
こだわりですね(笑)。
● スムージーとシェイクは何が違うの?
ここ10年ほどで、スムージーという言葉も、定着してきました。
今年は、グリーンスムージーが大人気ですね。
ところで、スムージーって何ですか?
語源は、「smooth」。
「なめらかな、口当たりのよい、」といった意味です。
凍らせた、あるいはフレッシュな果物や野菜を氷や、ジュース、牛乳などと一緒にミキサーにかけて、シャーベット状にしたものです。
シェイクは、牛乳が入っていることに対し、スムージーは、必ずしも牛乳を入れるとは限りません。
また、シェイクが、半分凍っていることに対し、スムージーは、凍っていたり、凍っていなかったり…。
スムージーの方が、レシピに幅があるようです。
野菜や果物を多く使用するため、スムージーは、健康感から、飲む食事としても、定着されているようですね。
ところで、一昔前にマクドナルドのシェイクのCMで、ずお~!!っと一気にストローで、シェイクを飲むものがありました。
シェイクって、一気に飲むには、すごい肺活量?吸引力?(笑)がいりませんか?
この飲みづらさ、赤ちゃんが、母乳を吸うスピードで飲めるようにしてあるんだそうです。
これが、人が、口の中にものを吸い込むときに、もっともおいしいと感じるスピードだそうで…。
赤ちゃんって、ほんと一生懸命、母乳を吸って飲んでますものね。
きっとそのスピードを覚えているんでしょうね。
ということで、シェイクは、ずお~っと、苦しくなりながら一気に吸うものではなく、ゆっくりと味わうのが、美味しく飲むコツらしい…?
ところで、赤ちゃんに哺乳瓶でミルクをあげると、母乳と違って、そんなに吸わなくてもごくごく飲めたりするんです。
哺乳瓶で育った人は、やわらかいシェイクがお好き?(笑)
もひとつおまけ。
マクドナルドのシェイクは、ヨーグルトシェイクではなく、シェイクヨーグルト味。
ヨーグルト(乳酸菌)が入っているわけはないので、ヨーグルトシェイクとは呼んではいけないらしい…。
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