コラム

石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】

2010年3月8日

その69 甲州鉄火味噌

先週、FOODEX JAPAN2010が開催されました。

FBAも出展させていただきましたが、普段それぞれで動いているコンサルスタッフが一緒になれて中身の濃い(?)ミーティングなどもできて非常によかったと思っています。

お店でも皆さんどうでしょうか、調理場とホールスタッフ、早番遅番それぞれの動きはそつがなくとも情報の浸透はいつのまにか失われるものです。

デパートの食品売り場の会議で「なんでも情報交換」のミーティングを実行したところ、翌月すぐに売り上げが伸びたという事例もあります。

小売ですから、売る人間の情報力が実売に直結するようです。

売店に専門の派遣スタッフが来るとP/Aだけの時より50%も売り上げがあがり、更に売り出しの時、数人の専門スタッフを増やしたら120%もあがったと顧問店の社長が話してくださったこともありました。

情報とは単なる商品知識だけではなく、売り方、手段手法 売り方接客も含まれますからベテランが若手にというだけでなく、お客様との対応での細かい成功体験(売れた)は誰にも参考になるものです。

今回FOODXでは「甲州鉄火味噌」という笛吹市の『こくぶ亭』さんが開発した商品を配布させていただきました。

顧問店のためにいつも何か役立つことをと考えているFBAなんです。

ということで今回は「甲州鉄火味噌」の宣伝です。

『甲州鉄火味噌』

味噌というのは重要な戦時食だったのです。

重要な蛋白源である味噌、戦国時代は米、塩とともに重要な戦時食でした。
各地で戦国武将たちが生産を奨励したのは事実です。

戦争ですから生死がかかっている、そりゃ必死で工夫したはずだ。

そのためか地域性がハッキリした味噌が多い。

そんな話をしている時にこくぶ亭の社長が

「我が山梨に武田信玄という英雄である武将がいるのに、その信玄が戦場に持って行ったであろうはずの味噌はどこもやっていない」

というわけで開発されたのが「甲州鉄火味噌」です。

石田も出来上がるまで「大豆が堅い、味がきつい」など言いたいこと言って出来上がった手前、協力せざるをえない(笑)というわけ。

以下がその能書きです。

こくぶ亭の「甲州鉄火味噌」は無添加の自然食品です。

大豆が命と考え3日間の天日干しのあと、焼き上げ、漬け込みを丁寧に行い独特の豆の柔らかさを作り上げています。

名前にある鉄火とは古来から戦場をあらはし、鉄火味噌とは陣中食であり、ごぼう・にんじんなどの野菜も使用されていて栄養分においても実に工夫されている万能食品ともいえます。

甲州の歴史的人物である武田信玄公が陣中で食した鉄火味噌を現代に復活させようと[こくぶ亭]店主が精魂かたむけ作り上げた「甲州鉄火味噌」500年前の風林火山を想いながら食すのも一考かと。

どうぞお召し上がりください。

◆ こくぶ亭(レストラン割烹)

山梨県笛吹市一宮町国分482 TEL.0553-47-1480

http://www.kokubutei.com

興味のある方はFBAまたは直接こくぶ亭さんに。

膳ものの手塩皿で出して御飯にのせてもいいし、お通しにも使えそうですよ。

お得用の業務用サイズも作ったのでぜひどうぞ。

これを機に顧問店配送食品、いっぱい作りますかね。

ではまた。

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