コラム

たかさきたけしの『社長から見る“黒字社員、赤字社員”』

2017年1月10日

Vol.08 ポジティブなスローガンが生む力

新年にあたり、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

本年もよろしくお願いいたします。

皆様は年末年始どのようにお過ごしになられましたか?

外食業界は書き入れ時と言うこともあり、お仕事に精を出されていた方も多いのではないでしょうか。

寒さが一段と厳しくなる時期、どうぞお体を大切にお過ごしください。

今年はより一層繁栄できるようがんばりましょう。

初詣、年賀状、おせち、初夢、箱根駅伝、七草、鏡開き、成人式、小正月、大寒等等など、1月は「初」がつくものや、縁起の良い行事が目白押しですね。

その中でも、私は、お正月の風物詩、箱根駅伝に例年釘付けです。

やはり、今年も強かった、青山学院大学の「三連覇」。

史上初めての箱根3連覇&大学駅伝3冠を同時達成した監督、選手、スタッフの皆さん、寮母さんに敬意を表します。

15年大会は「ワクワク大作戦」を掲げて初優勝。

前回大会は「ハッピー大作戦」で39年ぶりに1区から10区までトップを走り続ける完全V。

そして今回は、箱根「3」連覇に、大学駅伝「3」冠、そして監督就任「9」年目、それらに「感謝する」という意味を込めて「39(サンキュー)大作戦」を掲げた今年の箱根。

大作戦シリーズはみごと3年連続で成功しましたね。

原監督は、指導方針としてしばしば「言葉の力」を挙げています。

毎年、ポジティブなスローガンを常に掲げているのは「すべては明るさから始まる」という信念から。

また、個々の目標管理に重きをおき、大それた事ではなく「半歩先の目標を設定する」などの指導法は、スポーツだけでなく、ビジネスにも活かせるものばかりです。

これはお店や会社にも確実に通じる事ですね。

脱落しかける仲間、エントリーされなかった仲間、そのすべてを1本の襷を最後までつなぐ環境づくり。

襷をつなぐ諦めない気持ち。

励ます監督、仲間、その他多くの人達。

私も今年はこの駅伝、そして青大から大いにヒントを見出し、自ら率先し環境づくりを行い、時に厳しく時にフレンドリーに社員、スタッフとの関係づくりに尽力します。

そして、赤字社員を撲滅し、全員を黒字社員に。

私は、39大作戦ではなく、「111(スリーワン)大作戦」と名付けてがんばります。

「111大作戦」って何かって。

それは、また後日にでも。

最後に、原晋監督の名言から2つ。

『目標管理の目線で言うと、伸びる選手は「妄想」を抱いていないということでしょうね。

目標と妄想は違います。

目標は手の届く「半歩先」に置き、それを目指して練習する、その繰り返しだと思います』

『その数字にたどり着けないとき、阻害要因がある場合には、なぜそれが起こるのか、いつになったら乗り越えられるのかを伝えますね。

それらを伝えるのが管理職の役割だと思います』

(原晋の名言/管理職の役割)

それではまた。

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