2020年2月10日
その188 大きな外部要因で売上がきつい時の対処
「あなた、マスク忘れないでね。
新しいの2~3枚カバンに入れておいたら。」
「ハハハ、わかってるよ。
だけどそんなにいらないだろ、汚れないし、汚れたら替えるよ。」
「馬鹿じゃないの!
汚れたら替えるんじゃないわよ、頻繁に替えた方がいいのよ。」
「なんだかもったいないなぁ。
2~3日使ってもよさそうだけどなぁ。」
「変なとこケチね。
マスク2~3日使うなんてどうかしてるわ。
ウイルスは見えないのよ。」
「わかったわかった、わかりました」と、まあ、我が家でも今回の新型コロナウイルス騒ぎはドタバタです。
早く収束すれば、いいのですが・・・。
【大きな外部要因で売上がきつい時の対処】
人生にはまさかの坂があるとはよく言ったものですが、今回の新型コロナウイルスの問題は大きな悪要因になるかもしれませんね。
現在の状況で言えば、アメリカでインフルエンザの死者は1万2000人です。
それに比べ今回の新型ウイルスの死者は900人超で、数ではないだろうという方もおられるでしょうが、騒ぎの大きさはけた違いです。
何故でしょうか。
人は闇(見えないもの)や解らないものは、必要以上に怖がるものです。
得体がはっきりせず、効果のある薬もまだできていません。
感染経路もまだ遮断できていない状況では不安が増すばかりです。
感染源として、都市全体が封鎖された状態にある中国・武漢の様子は目を疑うようなゴーストタウン化して、周辺の都市にも波及しており、中国から早々と撤退を決定した居酒屋チェーンワタミのニュースも流れました。
果たして日本はどうなるのでしょう。
銀座の歩行者天国では中国からの観光客が激減していて、私が見た銀座も人通りは以前の3割減でした。
このまま収束が遅れ長引くようなら、日本人も人混みを避けるようになるかもしれません。
実際、私と視察に出た社長も「大きな店はチョットいきたくないです。
なるべく人が少ない店にしてください」という始末です。
もちろん各業界に影響が出るのは間違いありませんが、不特定多数の人間が訪れるのが飲食店ですから、真っ先に影響が出ると思われますね。
いや、もう影響が出ているでしょう。
さて、このように抗えない外部的悪要因が発生したときは、どのように動いたら良いのでしょうか。
もちろんできる限りの予防策は取らなければなりませんが、それでお客様が来てくれるわけではありません。
こんな時は、やるべきことができていない普段の弱点を改善するときにしましょう。
暇になったということは時間ができたということです。
商品の品質の見直し、オペレーションの見直し、サービスの見直し、クレンリネスの強化などやることに事欠きません。
売り上げが落ちた、客数が減ったなどと愚痴を言ったり嘆いていても何も解決しません。
このような時ほどチャンスと捉え前向きな動きをするのです。
どんなに悔いても過去は変わらない。
どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。
いま、現在に最善を尽くすことである。<松下 幸之助>
来るべき時のために万全の体制を構築しましょう。
万が一の場合は是非そのように行動していただきたいと思います。
ではまた。
石田義昭『飲食店繁盛ダネ!』
“繁盛仕掛け人”石田義昭が飲食店開店の秘訣から売上増進の策および、日本各地の販売促進事例をわかりやすく解説、紹介します。
井上奈々子の『食の豆々知識』
飲食店における重要なメニューの考え方、作成方法、そして商品開発の極意など、繁盛につながるヒントを余すところなく紹介します。
KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』
実践コンサルタントが各地を回りまさに“事件は現場で起きている”を心に目を光らせ、見つけた問題点を鋭く指摘、改善を容赦なく進言、普段の行動の様子を紹介します。
飲食店経営のあらゆる
お悩み、相談、ご質問をお受けします