コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2020年3月9日

Vol.101 飲食店の感染対策チェック

穏やかな冬で例年になくあたたかく過ごしやすいと思っていましたが、新型肺炎ウイルスの爆発的な感染拡大で連日メディアはこのニュースで持ち切り、世間は大変な騒ぎになっていますね。

いつ収束するのか全く予想がつきません。

経営者の皆さんから対処の方法をどうしたらいいかという問い合わせが今月も相次いでいます。

そこで今回はその対策をチェックできるように項目でまとめたいと思います。

【飲食店の新型コロナウイルス対策】

1)スタッフへの新型コロナウイルス対策の周知と徹底

北海道のとんかつ店やマクドナルドが期間は短期とはいえ、閉店になってしまった例があるように一人でも感染がわかれば、店内消毒のため閉店しなければなりません。

それだけではなく、その後もイメージの悪さから、しばらくは客足が遠のくことが続くことになるでしょう。

平時からのマスクの着用や手洗い、行動範囲の注意を心がけるよう、しっかりと教育してください。

毎日の体温計測も自宅で行うことを指示し、店で行うことも良いでしょう。

2)店内環境の新型コロナウイルス対策

店舗入り口にはアルコール消毒剤を設置してありますか?

お客様も最近は各所の出入り口でアルコール消毒剤を探す仕草を見せ始めました。

設置していないと店の姿勢を疑われかねません。

食材用アルコールは別に用意して使用しましょう。

バッシング時にはテーブルにアルコール消毒剤を使用できるよう小分けのボトルを用意してありますか?

バッシングの際にアルコール消毒剤を使用しているのを見ると、お客様も安心します。

トイレにも用意しておくことが良いのですが、紛失事件が相次いでいますので石鹸をしっかり用意しましょう。

もちろん、清掃は普段以上に念入りにお願いします。

トイレは営業中も定期的に点検して、見た目もキレイで衛生的な状態を維持しましょう。

3)お客様への告知

この騒動が始まったころはマスクやアルコール消毒剤の使用を入り口に告知ポスターなどでお客様にお知らせすることを推奨していましたが、今はお客様も当然のことと理解していますのであからさまに表現する必要はないでしょう。

(あっても問題はありません)

お客様のためにも従業員のためにも、何よりお店のためにもしばらく徹底した衛生面での対策をお願いいたします。

ホントたいへんですけど、今月も健康で頑張りましょう。

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