コラム

石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】

2016年2月8日

その140 バイトブロック・社員ブロックを聞き、社長ブロックを発動せよ

最近、「嫁ブロック」という言葉を聞きました。

「嫁が食事の時、“野菜から食べなさい”とか“炭水化物取り過ぎないように”とか、“ビールは1本まで”とかうるさいこと、うるさいこと。

言葉使いも下品だからやめろとか、猫背で姿勢が悪いなんてことも言われるし、お菓子食べる時はカスが散らばらないようテーブルにちゃんと顔を出して食べるようになんてことまで言われる始末です。

先生のところはどうですか?

『嫁ブロック』でストレスですよ。」

『嫁ブロック』とは、妻の一存によって、夫がこれからしようとしていることを阻止(=ブロック)するということだそうで、これが、今、ネットで、夫の転職や起業が妻の鶴の一声でご破算になったことに使われ、日常的なことも含め、話題になっています。

我が家も似たようなもので、私などは「嫁ブロック」されると、「ちっ、うるせーな。俺の人生だ、好きにさせてくれ」と言いながらも、結構言われたとおりに従っているような気がします。

自分が元気でなくては、家族は崩壊の危機になりますし、人様から恥ずかしくない自分でいなければ、自分も家族も平和で安定しないとわかるからです。

そう考えると奥神様には感謝なのですね。

店(会社)でも○○ブロックが必要では・・・。

【バイトブロック・社員ブロックを聞き、社長ブロックを発動せよ】

人材不足がますます激しくなる今後、良い人材の争奪戦は終わりなき課題になる可能性が大ですね。

良い人材が現在いれば定着を考えなくてはなりませんし、募集での応募で良い人材が来たときには逃したくないのは当然です。

そのためには良い環境を整えなくてはなりません。

今すぐできなくても今を認識することはできます。

それがバイトブロック・社員ブロックだと思うのです。

彼らの意見・不平・不満をあえて聞いてみる活動も必要です。

彼らの言いなりになるということではありません。

聞くことにより、会社の弱み、課題が見つかることもあるからです。

その上で目指す姿を現すことができれば、彼らの信頼を得られることにもなると思うのです。

ただ、経営者の立場と彼らのレベルは違いがありますから、聞くことがストレスになるのは明らかです。

ですが、組織の安定・将来の店(会社)の安定を考えれば、じっと我慢して聞く耳を持てるはずです。

そこは忍耐強く頑張ってみましょう。

もちろん、ただ黙って忍耐せよ、などと石田も思っていません。

社長ブロックも発動しましょう。

相変わらず、バイトテロも後を絶ちません。

先日もホテルの厨房でシンクに入って身体を洗う馬鹿者が世間を騒がせたり、他の業界ではありますが、不動産会社の社員が有名人の来店や新居をツイッターで世間に知らせる事件がありました。

これを書いている最中にも消防士がホースを尻にあてふざけた写真をネットに流すニュースが聞こえてきました。

とにかく人様のプライバシーや仕事に関する使命感・責任感に心を正す感覚が失われたような行動が多すぎます。

何がいけないのか、何を守らなければいけないのか「社長ブロック・上司ブロック」を絶えず多く発動することも重要課題と考え、面倒くさらず言い続けましょう。

ではまた。

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