コラム

井上奈々子の『食の豆々知識』

2016年10月11日

Vol.148 秋の養生

うちのまわりには、小学校も幼稚園も保育園もあり。

この時期は、朝早くから運動会の練習の音が鳴り響きます。

ちなみに下の娘の運動会は春、息子の体育祭は先日、秋でした。

運動会は春よりも秋、というイメージがありますが、最近では、学校や地域の行事の都合で春に行う学校も増えているそう。

でも、スポーツの秋、ですよね。

やはり。

ところで、なぜ、スポーツの秋、なんでしょう。

秋になり、涼しくなると運動しやすくなるから。

秋は、食欲の秋ともいうように、食欲が増すので、運動して太らないようにするため。

くらいは、想像できますが。

国民の祝日、体育の日も秋ですしね。

今は、第2?月曜ですか、休みは。

昔は、10月10日でしたよね。

今の若者は、10月10日だったことを知りませんが...。

ちなみにこれは、東京オリンピックが開催された日からとったものだそうです。

あ、東京オリンピックは、私は知りませんよ(笑)。

スポーツの秋は、この辺が理由のようです。

なので、なのかはわかりませんが日本人は、秋になると運動会やら遠足やら、何かと運動をしたいみたいです。

しかし、中医学的にみると、秋に運動をするのは、あまりよくないことなんだそうです。

秋は、こよみでは8月初旬の立秋から始まります。

この時から、身体は秋の用意を始める訳なんですが、まだ季節は暑いもんで、ついつい冷たいものなどをとり過ぎてしまうんですね。

そうすると、胃腸が疲れてしまい、これから、秋にかけ身体に潤いを保たなくてはならないのに、その働きをしてくれない。

それで、秋本番、乾燥が始まると、のどや呼吸器系、肌などに不調が出てくるんです。

更に、11月の頭には、立冬。

冬になるため、身体が冬眠をはじめます。

そのため、冬に備えてエネルギーを蓄えなくてはいけないんです(食べ過ぎろとは、言ってませんよ 笑)。

でも、身体に不調があると、冬支度がうまくすすまない。

そんな時に、運動を過剰にしたらどうなるか。

身体が疲れすぎてしまうので、エネルギーをたくわえられなくなり、免疫力がつかず、冬に体調をこわしやすくなる、と。

なので、中医学的には、スポーツの秋ではなく、スポーツは春、陽気が大きくなっていくときなんです。

ただし、これは、運動を過剰にしてはいけないということ。

日常の適宜な運動は、新陳代謝を高めますから、必要です。

日頃から、運動を適宜している人は、冬の時期、新陳代謝で体温を下がらないようにキープしてくれます。

しかし、運動をしていない人は、新陳代謝が低いので、体温をキープするために、体脂肪を蓄えようとしてしまい、冬太りとなってしまうんです。

この秋、秋に痛めやすい肺を温め、身体を潤いてくれる食材をきちんととって、冬にそなえ、体調をこわさずに過ごしましょう。

どんなものを食べるといいかは、

おすすめレシピ//www.fba-a.com/recipe/index.html ←宣伝(笑)。

あ、過剰な運動はせずに。

ハイキングとかはいいですよね。

紅葉もいい季節ですしね。

今回は、食の豆知識というより、ほんとにコラムっぽくしてみました(笑)。

また。

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