2016年4月4日
Vol.142 ナチュラルフード
先日、念願のハワイに行ってきました。
14年ぶり?
14年たったハワイは、当時とはかなり事情が変わっていて...。
まぁ、14年前も3泊5日だったので、よくわかってないといえばよくわかってないのですが(笑)。
今回、非常によく目についたのが、オーガニック、ローフード、ホールフード…といった健康志向的(?)文字。
私ですら、途中で何が違うの?と思いたくなるほど...(笑)。
なので、今回は、簡単ではありますが、ハワイで目にした食と食生活に関する言葉について。
●ローフード(raw food)
ローフードとは、raw(生の)food(食べ物)のこと。
生の食べ物には酵素が含まれているため、消化吸収に身体の酵素を使わず食べたもので自己解決してくれるという考え方。
なので、食べる時には、先に生の食べ物を食べるとよいと言われています。
ちなみにリビングフードとは発酵食品のこと。
●ホールフード(whole food)
もともとは、皮も根っこもまるごと食べる「全体食」から生まれた言葉。
マクロビオティックの考え方のひとつです。
そこから、食や暮らし、農業や環境を同じフィールドでとらえる考え方を表現することまで発展して使われているようです。
●オーガニック(organic)
いわずとしれた有機食品。
有機食品は自然の資源を活用し、農薬や化学肥料に頼らない農業から生まれます。
日本では、農林水産大臣に登録された認定機関の審査を受けて合格したものだけが、有機JASマークをつけることができます。
アメリカにはアメリカの審査がありますが、日本に輸入する場合は、この有機JASの審査を通らなければならないことになっています。
ちなみに、有機栽培に準ずるものとして、これまでの「無農薬」「減農薬」を「特別栽培農産物」とよんでいます。
オーガニックのことを話し出すと大変な量になってしまうので、今日はこの辺で(笑)。
●ナチュラルフード(natural food)
オーガニックとナチュラルはちょっと違います。
簡単にいうと、オーガニックは人が管理しているもので、ナチュラルは、天然そのものをさします。
例えば、管理された養殖の魚はオーガニックの認定を受けることができますが、天然の魚はオーガニックにはなりません。
しかし、化学肥料を使わない、とか、減農薬、とか、添加物がないとかいった大きな意味で使われていることが多いようです。
●地産地消(local food)
自分の住んでいる地域で育った農畜産物や伝統食を食べるという意味。
食料自給率をあげて、地域を活性化していこうという考えと同時に、新鮮な旬の栄養価の高いものを食べようという考えも込められています。
それからちょっと食に限りませんが、こんなのも...。
●ロハス(LOHAS)
LOHAS=Lifestyles of Health and Suatainability の頭文字をとった略語で、健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイルのこと。
ロハスは、1990年後半にアメリカで生まれたビジネスコンセプト。
日本でも、近年メディアに頻繁に登場するようになり、LOHASという言葉は、かなりの人が知ってるようです。
食生活には限りませんが、地球環境問題や農業汚染問題に意識を持った事業のことです。
●スローフード(slow food)
イタリアの片田舎で始まった、ファストフードやインスタント食品に侵されず、その土地土地の風土にあった伝統食文化・農業を大切にしようといった運動のこと。
自分たちの食べているものについて、それがどこからきて、自分たちの食べ物の選択がどのように影響を与えているかについて興味を持とうという考え方です。
健康、とか、食、をライフスタイルとして取り入れていると、とても感じます。
オーガニックは、アメリカでは毎年20%以上の伸びを示しているのに対し、日本では、今のところまだ低迷しています。
農業の問題など、様々な問題はありますが、異物混入などの「食の安全、安心」などには神経質で、農薬や化学肥料などにはまだ関心が低いとは、ちょっと残念な気もしました...。
石田義昭『飲食店繁盛ダネ!』
“繁盛仕掛け人”石田義昭が飲食店開店の秘訣から売上増進の策および、日本各地の販売促進事例をわかりやすく解説、紹介します。
井上奈々子の『食の豆々知識』
飲食店における重要なメニューの考え方、作成方法、そして商品開発の極意など、繁盛につながるヒントを余すところなく紹介します。
KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』
実践コンサルタントが各地を回りまさに“事件は現場で起きている”を心に目を光らせ、見つけた問題点を鋭く指摘、改善を容赦なく進言、普段の行動の様子を紹介します。
飲食店経営のあらゆる
お悩み、相談、ご質問をお受けします