コラム

石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】

2006年8月8日

その26 本気・本物

 長野の農場からテイネイに作ったとうもろこしが送られてきました。本物の手作りを実践している農場からのモノがこれほど旨いのかと感動してしまいました。
 この後、じゃがいもやトマトなどの本物の有機野菜も送っていただけるとの言葉もいただいて本当に喜んでいる石田ですが、真剣に物作りに取り組んでいる方が作った物はこれほど違うのかと今更ながら驚いています。この農場はまだ地元でのみ消費する分しか生産していません。本格的に出荷するのは来年からだそうです。その際は、皆様にご紹介しますので、楽しみに待っていてください。

本気・本物

 先日、九州で大手の製麺・食品会社の社長と2日間行動を共にしましたが、その時に大変良い話を聞きました。10年で九州では5本の指に入る会社にしたその社長の原点は1玉数十円の麺の玉だったそうです。

最初は1人で麺を作り1人で売り歩いたそうです。1玉作る毎に「なんとか美味しくなってくれ、いいモノになってくれ」と願いながら作業を続け、できあがったその商品を信じて街に出る。なかなか売れない日々が続いたある日、「これはいい麺だ。買いましょう」と言ってくれたお客様がようやく現れたときは、本当にうれしかったとのこと。「自分で丹精込めて作ったものが認められ、それがお金になった時の感動は今でも忘れない。あの感動があったから今までやってこれた」ともおっしゃっていました。

人が本気で作ったものを本ものというのでしょう。本ものは必ず認めら、実を結ぶのでしょうね。
飲食店も毎日モノ作りをしているわけですが、一品一品本気で取り組むということを忘れてはいけないですね。本物づくりをしましょう。

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