コラム

石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】

2006年12月12日

その30 サービス業の意識

最近のけぞる話を聞いてしまいました。FBAの印刷物を弊社のスタッフがある会社に依頼をしたときのことです。スタッフが納期を気にして「納期はどれくらいになりますか?」と聞いたところ、返ってきた答えが真面目な様子で「出来上がった日の翌日がお届けです」だったそうです。凄い答えですね。あまりに真面目な応えようだったのと呆れたのが重なってその場は電話をすぐに切ったそうですが・・

サービス業の意識

これほどの例ではないにしろ何気ない行動や言動が店のイメージや信頼を損なっている例は少なくないものです。先日も東京品川のホテルと周辺のレジャー施設に行ってきましたが、そこでの出来事です。
 
通路を移動して隣の建物に入っていこうとした時、反対側から2人の男性がやってきました。大柄な2人は何やら真剣な話をしながら身振り手振りです。服装から明らかに施設内のレストランのスタッフなのが解かりました。話に夢中なのでしょう、忙しいのでしょう。勢い良く扉から出てこようとしています。

私たちも二人でしたからその建物の扉は4人がすれ違えないことを判断して道を譲りました。私たちには目もくれず行過ぎた2人を見ながら、「これってオカシクナイカ!普通逆だろう!よしんば譲るのは仕方ないにしてもありがとうの会釈ぐらいあってしかるべきだろう」と勢いに負けて道を譲った私は遠吠えをし、あの二人が勤めるレストランには絶対に入らないと誓ったのでした。
 
このように店にいない時でもお客様の視線はいたるところに存在しています。施設内はもちろんのこと周辺でも誤解を招くような行為は避けたいものです。タバコを吸いながら店外道路でタムロしたり、エプロンをしたままトイレで用を足す姿をお客様は決して良く思っていません。店外だから時間外だから店のお客じゃないからなどの意識はサービスを業としたものは言い訳にならないのです。
顧問店の社長がこんなことを言っていました。
「センセイ、私パチンコが好きなんですが絶対地元ではやりません。休憩だろうが休日だろうが見られると必ず、調子に乗って遊び歩いているなんて言われますからね。イメージ落とすと怖いですから・・」

トップが気にして気をつけていることです。スタッフの皆さんにも気をつけてもらいたいですね。ではまた

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