2007年11月12日
その41 売り方上手
そういえば、何回か前にクリスピークリームドーナツのことを書いたときに食べたら報告しますねと言いながら、行列にひるんで全く口にすることができずにいたため、知らんぷりですいませんでしたね。
ついに口にすることができたので今回はそのことを含めたお話しを・・・
売り方上手
実はまったく並ばずに30秒で食べられたのです。
というのも場所が日本ではなかったのです。
韓国での事でした。
何度も訪れている国ですが、ここのところ行ってなかったので、スタッフと食べ歩きと社員慰安を兼ねて行ってきました。
シンチョンのサムギョップサルやインサドンの韓定食を食べて帰って、ミョンドンの街を散歩していたら、なんとクリスピークリームドーナツの店があるじゃありませんか。
しかも誰も並んでいません。
やってないのかなあと最初は思いましたが、中に入ると左手ではドーナツを製造しているラインがありますし、販売のスタッフは日本人ほどではないにしろニコヤカにしています。
「おおー!簡単に買えるじゃないか。」
早足で進むと試食のドーナツを【さあ食べろ】と言う感じで差し出してくれたので、受け取ると、すぐに口に入れました。
話だけ聞いて食べていなかったコンサルタントとしてどうなんだ?という状態がこんな形で解決できるとは。
食感はふあっとトロケル歯ごたえの無いあまーいドーナツで、あごの力が弱い若い子にはうまいだろうなあ。
年寄りにはいいけど甘すぎるかなあ。
なんて考えながら食べていたら、口の中からなくなってしまいました。
うん?待てよ?
未だに2時間、新しい有楽町の店では3時間も並んでる日本人はこのことを知ってるんだろうか。
韓国では誰も並んでないんだよ。
確かに韓国まで買いに来たら3時間以上だけど、乗せられた日本人の一端を解からされたようでチョットガクッと来た石田でした。
「アメリカから来る世界で4人しか知らない製造方法のドーナッツ」、「口に入れるとたちまち溶けてしまう今まで誰も味わったことの無い食感」、「あまりにも美味しいので皆がお土産で買い込んで、航空会社が飛行機の荷物入れに支障がでるので持込を制限した」とか、まあ時代がサーチ(検索)の時代になったために、この手の口コミがネットを通して広がるのを見越して情報を流したのでしょうか。
お隣、韓国には先に出ててさほどブレイクしてないなんてことは石田の周りでは全く情報は流れてませんでした。
いやあ、売るためには《勢いや強調すべき長所、イメージアップの情報はこれでもかと大々的にアピールする》まさに売り方上手の見本を見せられた思いがして脱帽ですね。
次回は売り方上手2をご紹介しますね。
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