コラム

石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】

2007年12月10日

その42 飲食店受難

とうとう今年も後わずか1ヶ月を切ってしまいました。時が経つのは年々早くなる気がする石田です。

今年最後の稼ぎ時、皆さんもあわただしくお過ごしのことと思いますが、お身体には充分お気をつけください。

インフルエンザは過去最も早い流行の兆しです。

人手商売と言われる我々の業界は、経営者はもちろんスタッフの方1人でも欠けるとこの時期は他の人が大変です。

「会社側が半分負担してアルバイトを含めて全員に予防接種しました」

「ウチは家族経営なのでパートさんも少ないから全額出して、予防しました」

などすでに対策を講じていらっしゃる社長さんもいらっしゃいますが、みなさんは大丈夫でしょうか?

不特定多数のお客様と接するのが我々の仕事です。お気をつけください。

飲食店受難

10月からの売上がメチャクチャに悪いと言う経営者の声があちらこちらから聞こえてきます。

建築基準法の改正・値上げラッシュ(原油の高騰)・道路交通法の強化・社会的問題のサブプライム問題に対する景況感の影響など、少なからず1社1店舗では解決できない事柄が表面化しているのは事実です。

そんな時代背景で“レジでお金を投げてくるお客様”“無理難題をぶつけてくるお客様”“来店のたびにいくつも要望を言い、変わっていないとネチネチ嫌味を言うお客様”“執拗に値切るお客様”“小さなスタッフのミスからお金を払わないようクレームを言うお客様”いやはや変なお客様が増えているような気がします。

ストレスが溜まる現代ならではの傾向でしょうか。

でも、そんな話をしていると、

「先生、いいんじゃないですか。試されてると私思ってるんです。経営は何が起こるかわからないリスクを背負って始めてますから、社会で何が起きようがお客様がどう変わろうが、ひとつひとつ解決の手段を見つければ、どんどんウチは強くなりますから・・・」

とホント頼もしく語る社長もいらっしゃるのは石田も嬉しくなります。

ただし人格を傷つけてくるような個人攻撃的な問題には毅然と対処しましょう。

先日、仙台で繰り返し、店主に対して「デブ,デブ…」 という言葉を投げかけた税理士男性が訴えられ、裁判で損害賠償が命じられました。

サービス業とはいえ、私たちは、奴隷でも身分が低いわけでもありません。

プライドを傷つけられたら、物言う人間でなくてはいけませんね。

(あ、前回からのつづき「売り方上手2」はまた今度ということで)

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