2008年11月11日
その53 まぼろしの名酒 山古志 登場
景気はここのところ相変わらずですが、“こんな時は我慢で動かないことですよ”とだんまり経営に徹する方と“今だからこそのチャンスじゃないですか、条件はよくなってるし、敵が出ないんですから”と積極的に動こうとする方と二通りの動きが出てきているようです。
どちらが正解なのかは、その方の今の状況とチャンスの出方のタイミングだと思うのです。
FBAの顧問店からは、今年、毎月、新規出店がありますが、100%皆さん成功と言えるのはホントありがたいことです。
先日訪問した滋賀長浜の味里さんは、オープンしてから5カ月、毎月売上アップで石田も驚きの結果です。
心配なのは社長が18Kgも体重が減って血尿が出たくらい厨房から離れられないことですが、近いうちに体制が整うということなので、何とか頑張ってもらいたいものです。
まぼろしの名酒 山古志 登場
10月24日、朝日放送TVお昼の番組「ワイドスクランブル」で、山古志の美しい棚田でとれた手作りの天日干しの米と、山奥の湧き清水とで作る本物の手作り酒として紹介され、10月29日には表参道のネスパでマスコミ各社を招いて発表会が催されたお福酒造の「山古志」が11月、デビュー発売となります。
ほんの少し日本酒業界にかかわっている石田も応援したいと考えています。
日本酒業界は地酒ブームが去った後、津波のような焼酎ブームで壊滅的打撃を受けました。
規制緩和のマイナスも重なって業界人は皆、放心状態のまま一部を除き、何の手も打たずにここまで来たのがようやく動き出した感があります。
ネスパでの発表会の後、打ち上げ親睦会の席にいらした高名な方々とお話しさせていただき、石田としてはお得な時間を過ごさせていただきましたが、強く日本酒の復権を念じる瞬間でもありました。
飲食店の皆さんにも是非日本文化である日本酒を見直してもらいたいと思います。
アメリカやヨーロッパでは日本食がブームとなると共に日本酒も評価を受けておしゃれな飲み方が現われているようですが、日本の飲食店でも新たな商材としてとらえて工夫ができるのではないでしょうか。
考えてみれば、“江戸時代には金魚が泳げるくらいに薄めて飲んでいた”(酒販工学研究所 宇賀神重治氏)ということですからいろいろチャレンジできそうですね。
ただ、石田としてはうまい酒は、できるだけ其のまま飲みたいですけどね。
要は飲みすぎないことなんだと思います。
よく「日本酒は酔うからなあ」と言ってる御人がいらっしゃいますが、“あなたは飲み過ぎなんです。日本酒が悪いわけではありません。”
日本酒を飲みましょう、日本酒を売りましょう。
あ、コンセプトと合わないのに無理やりやっちゃだめですよ。ではまた。
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