2011年2月7日
その80 自分株式会社の意識
先月は広島のぐるなび大学で講演をしてきました。
たくさんの出会いがあって嬉しい2日間でした。
皆さんありがとうございました。
公演の合間に、ウチのスタッフがコンサルしているFBAの顧問店の社長が久しぶりに訪ねてくださいました。
「店舗も増えて、また新しいタイヘンさがあるでしょう、がんばってね。」
石田が話しかけた言葉に彼がこう答えました。
「はい、タイヘンですけど平気です。私、奥さんのためにがんばってますから。」
「は?おぉ~!」
声にならない声を上げた石田でしたが、彼は続けたのです。
「だって、私 奥さん大好きですから!」
「ボ、僕もだよ。」
同意しながら、「ほら、ごらんなさい、いい社長さんがいらっしゃるわね。そこのところコンサルしていただいたらいいのに・・・」という声が天の方から聞こえたので、
「この話はカミサンにはしないでおこう、何言われるか想像できる」と思った石田でした・・・。
『自分株式会社の意識』
どこの社長と話しても<社員・スタッフがウチにいて幸せ>だと感じてくれたら嬉しいと言います。
それは少なからず、社員やスタッフが家族・子供と同じように好きだと感じているからですね。
まともな利益が出るとボーナスや社員旅行をすぐに楽しそうに考える社長も少なくありません。
だからこそ原資である売り上げ・利益に関して口うるさく言うわけです。
比べて社員やスタッフの方々はどうでしょう。
彼らにとっての家族や子供はもちろん大切なはずです。
原資である給料が多ければ家族は原則幸せですし、感謝もされるでしょう。
彼らも家庭で、大きな顔をして、無駄なことはしない様に、細かいこともうるさく口を出す、なんてことも許されるのかもしれません。
考えてみればその図式はまさに会社と同じなのではないでしょうか。
親父という社長がいて経費を預かる奥さんがいて、毎月なんとか利益が出るようにやりくりし、貯まったらプチ贅沢で幸せを感じる。
その幸せがもっともっと大きくなるように頑張る。
そしてその頑張りかたは原資である給料が上がるように頑張るということです。
つまり給料という名の売上を持つ《自分株式会社》というわけですね。
独身の方もいずれ結婚という会社を興すということですね。
給料を上げるにはその原資の会社売上・利益を上げなくてはいけません。
ということは、会社は社員・スタッフに売上・利益を上げることが自分の幸せに直結しているんだという自覚を持つ瞬間を教育しなくてはいけないということかもしれません。
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