2005年3月28日
その9 マインドとハート
先日2/22(火)、川越市で『繁盛勝ち組経営者はこうして客を呼ぶ!』をテーマに2時間の講演会を行なってきました。
100名以上の方々が参加されましたが、皆さん真剣な眼差しで、改めて飲食業界の現状のきびしさを感じ、私もまだまだ業界のために勉強して、お役に立つようにしなければいけないと心を新たに持ちました。
さて、その席で販売戦術として、「マインドとハート」についてお話をさせていただいたのですが、今年直近の事について申し上げることをうっかり忘れてしまったので、このページを借りて今回は番外編ということで、述べさせていただきたいと思います。
「マインドとハート」
飲食店は文化の先端を走っている業界です。よく「心を込めて料理を作る」「心を込めて接客をする」「まごころや思いやりの心をお客様が感じてくだされば必ずまた来店してくださる」などとハートを強調することを私も含め専門家は言ったりします。
もちろん違ってはいませんが、商売である以上、ましてや文化の先端の業種である我々は世の中の流行、方向性という「今」創造されているマインドに乗ることもとても重要だと思うのです。
その意味で、真近に控えている「愛知(名古屋)万博」は今から頭に入れておく必要がありますね。開催が近づけばマスコミが騒ぎ出し、それに乗って国民は必ず動き出します。
今までがいつもそうですから、今回は例外ということはないでしょう。そこで我々は一丁名古屋パクリで商品開発等してみてはいかがでしょう。
そば・うどん店は、「名古屋味噌煮込みうどん」(山本屋を研究してください)鮨店は「名古屋いなり寿し戦争200種」(名古屋のデパ地下で大流行)、イタリアンは「ヨコイのあんかけスパゲッティ」(名古屋人は皆知っている超有名パスタ・イタリアンだと信じている人も多いらしい…)、和食店なら「ひつまぶし」(違った食べ方で3回おいしい)、洋食店なら「ご存知エビフライしゃちほこ風」、とんかつは「みそかつ」(矢場とんの鉄板ナポリタンおまけ付カツもいいですね)、居酒屋さんはもう「手羽先から揚げ」や「どて煮」「豆腐田楽」など、まあ探せばいろいろあるものです。「万博応援企画」とでも銘打って期間限定でフェア・祭りをやってマインドに乗るのもありではないでしょうか。そこで来店したお客様をハートで囲い込むのも戦術です。
ちなみに髪を内巻きにしたちょっとハデ目のお嬢様、名古屋嬢も流行るかもしれませんね。(私はチョット好きです)。
どうでしょう今からでも充分間に合います。3/25の開催に合わせてお店も企画してみたらおもしろいと思うのですが。
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