『食の豆々知識』 Vol.99 NY食事情2012

この夏、アレルギっ子の小猿(息子8歳児)と小豚(娘5歳児)を連れて、ニューヨークに行ってきました。

ほとんど英語のできない私は、“アレルギっ子を連れて食事ができるのか?”と、不安をかかえながら行った5泊7日でしたが、まぁ、なんとかなるもの(ほんとになったのか?)(笑)。

今回は、そんなNYの食事情をレポートいたします。

あくまでも、私の個人的意見ですので、あしからず。たかだか5日でしたし(笑)。

 

● マンハッタンで笑ったもの。

学生の卒業旅行以来のNY。

マンハッタンを歩いていて、1?年前には見かけなかったもの。

それは、ラーメン屋ののぼり(笑)。

しかも、「RAMEN」と書かれている店は、まだいい方で、「ラーメン」と、カタカナで書いてある店もある。

どうも、日本のラーメン屋で修行したシェフがだした店が火付け役となり、今、NYでは、ラーメンが熱いらしい。

更には、マクロビレストランのヌードル店までありました。

味噌、醤油、カレー、黒ゴマ、白ゴマのスープが選べます。

普通に、おいしいラーメンでした(笑)。

 

● 老舗のステーキハウスは、やはりおいしかった。

やはり、NYに来たからには、と、ブルックリンの老舗のステーキハウスの支店に行ってきました。

ブルックリンの店は創業100年以上の歴史があり、平日でも予約がなかなかとれないとか。

まずびっくりしたのが、どでかい、トマト。

スライスしたトマトをお皿に配ってくれるのですが、それが、1枚で、お皿がいっぱいになるほど(直径15cmくらい!!)でかい。

おいしいか、どうかは別として、どっしりとした食べ応えのあるトマトでした(笑)。

そして。出ました、これぞ、Tボーンステーキ。

うちの小猿は、“骨の形が、ほんとにTだ!!”と感動しながら、しゃぶりついていました。

ステーキには、ソースがついてきますが、ちょっと甘めのBBQソースのようなもの。

私的には、塩コショウだけの方が、お肉の旨味があって、おいしかったと思います。

残ったお肉やポテトは、ザッザーッと雑ではありますが、アメリカンスタイルで、ドギーバッグ(お持ち帰り袋)に入れてくれます。

このお肉は、次の日に温めて食べても、やわらかくておいしく、再感動。

ちなみに、車で来る人が多いのか、ビールを飲んでいる人が少ない。

水で、お肉や、ポテトを食べていました。

アメリカのイメージとちょっと違って、びっくりしたこと、その2。

 

● マンハッタンの韓国料理とポートワシントンの中華料理

これも一概にはいえない、たまたま行ったお店がこうだったのかも知れませんが、韓国料理店に入ると、なぜか、ホテルの立食パーティのところにあるようなお寿司のコーナーが。

店員さんは、“SUSHI?or BBQ?”と。

結局どっちも一緒に食べられるんですけどね。

焼肉と、お寿司が一緒に食べられる専門店なんて、NYらしいなぁと思った私でした。

ちなみに、焼肉は、BBQなんですね。

これも、初耳。

すみません、無知で(笑)。

中華料理店も、専門的な中華料理のメニューの最後のページに、SOBA、TENPURA…。

なので、普通に中華料理を頼んだ後、天ぷらも頼んでみました。

盛り合わせの天ぷらは、山盛りで、フリッターのよう…。

やはりNYらしく…と思っちゃった私です。

ちなみにこの店で、おいしかったのは、オレンジチキン。

中華風な鶏の唐揚げの甘酢あんにオレンジ果汁が入った感じ。

なんだか、さわやかで、うちの子供たちもお気に入り。

今度うちで、作らなくてはいけないことになっています…。

 

● 食の表示は、ほとんど一緒、いや、日本より…?。

食材を買うと、裏には、もちろん、食材表示がされています。

INGREDIENTS:は、いわゆる原材料名。

そのあとに、ALLERGY NFORMATION:とアレルギー表示が続きます。

そこにアレルゲンの表示がされているので、非常に分かりやすく、また、MAY CONTAIN PEANUTSとか、Made in a PEANUT FREE factory など工場でのコンタミがあるかも、非常にわかりやすく書かれています。

また、うち的(卵・乳アレルギー)に楽だったのは、FOR VEGANとヴィーガン用と記されている商品があること。

ひまわりの種のペーストや、豆乳のバターなど、ヴィーガン用製品が普通のスーパーにも多く売られ、いいなぁ、と思う商品だらけで…。

冷蔵品は、さすがに買ってこれなかったんですけどね。

話は変わりますが、NY名物、露店のホットドックのお店には、ポークだけでなく、ビーフのソーセージやチキンのソーセージのホットドック店がありました。

いろいろな宗教をもった人がいるNYならではの食事情ですね。

そんなこんなで、5日間、なんとか過ごしてまいりました。

おもしろいこと、いいことづくしでしたが、ちょっと残念だったこと。

機内食。

飛行機くらいは、と、安心して日本語が話せるA●Aで行きました。

事前に、アレルギーのことを話したら、機内食にアレルギー食を出して頂けるとのこと。

すごいなぁ、と感心して手ぶらで乗り込んでしまったのが、間違えで…。

アレルギー食のお粗末なこと。

1食目は、ぺらぺらのうすいハンバーグと白いごはん、そして、大人でも食べきれないであろう山のようなひじきの煮物…。

そして、2食目の朝ごはんは、チョコレートのケーキとクッキー…。

1食目にパンもついてきましたが、温めていない米粉パンは、食べられたものではなく…。

13時間の飛行で、小猿と小豚はお腹をすかせ…。

ま、何も持ち込まなかった私が悪いんですけどね。

おにぎりくらいあるとうれしいのになぁ。

そうそう。

いろいろいったお店で、1番恐くて冷たかったのが、マクドナルド…。

マクドナルドのスマイル¥0は、日本だけ…?(笑)

ま、これも、人によるんでしょうけどね。