『食の豆々知識』 Vol.100 天空のトマト
天空のトマト。
知っていますか?
デルモンテが開発したトマトジュースです。
なぞの天空都市マチュピチュのトマトを改良、東京スカイツリーでの限定販売、しかも限定8000本、きれいな真っ赤なギフトボックス、と言われたら、買わないわけにはいきませんよね。
わくわくしながら、夢のトマトを求め、スカイツリーまで、自転車をとばしました(うちから、スカイツリーは、15分 笑)。
ショップのおねえさんに、“自転車で来たんですか?”とおどろかれながら、6本包んでもらいました。
ので、今回は、天空のトマト話。
● 天空のトマトとは。
日本デルモンテは、1992年、トマト研究の世界的権威が率いるトマト野生種遺伝資源の解析プロジェクトに参加。
そこで、青く小さな野生種のトマトに出会います。
このトマトは、空中都市マチュピチュ近郊で発見され、香りと甘味に特徴を持っていました。
20年、50世代のもの交配を繰り返し、遺伝子組み換えではなく、交配による品種改良で、小指大の青く小さなトマトが、トマトジュース用のげんこつ大の真っ赤なトマトに。
ようやく、野生種の持つ甘さや香りを引き継いだ夢のトマト「インカレッド INCA RED」が誕生したのです。
● どこで手に入るの?え?もう手に入らないの?
天空の都市マチュピチュに起源を持つトマトにちなみ、世界一高い自立式鉄塔である東京スカイスリーでのみ、10月1日から販売されました。
ギフトボックスが購入できるのは、東京スカイツリーのオフィシャルショップ(1F、5F)にて、展望デッキフロアにある「Sky Restaurant634」「SKYTREE CAFE」では、グラスで頂けるそうです。
価格は、500mlギフトボックスが¥1000。
今回販売されるのは8000本のみ。
始めは、10~11月販売、売れ切れ次第終了、となっていましたが、現在のHPでは、10月~販売、売れ切れ次第終了(10/7現在)に変更。
想像以上の売れ行きだそうで、初日で2000本売れたという話。
2日目以降は、お一人様6本まで、と購入数量が限定されていました。
今回は、まだインカレッドの種の数が少ないため、来年以降は、販売数が増える予定だそうです。
また2014年には、販路を拡大し、入手しやすい価格での販売を目標としているらしいです。
今回、手に入らなかった残念な方は、どうぞ、来年までお待ちください(笑)。
● で、肝心な味はどうなの?
デルモンテいわく、3つのこだわりは「甘味と酸味」「香り」「飲み心地」だそうで。
私個人の意見としては、確かに、ほどよい酸味がありながら、甘味もしっかりとある。
香りも、野菜、というよりフルーツのようなさわやかな印象。
さらっと飲める感じで、どろっとした印象のトマトジュースというより、くだものの入った野菜ジュースにちかいような。
実は、私は、トマトは好きですが、トマトジュースはあまり、苦手。
そんな私でも、おいしく頂けました、という、ほんと、個人的な意見。
ま、そんな人が飲むには、もったいないお値段ですけどね。
あ、でもこれ、ウォッカ入れたら、絶対、おいしい。普通のトマトジュースでは、ほとんどしませんが、これは、絶対おいしい。
そうだ、そうして、夜な夜な楽しもう♪と、そんな感想です(笑)。
ギフトボックスも、瓶も見ていてきれいですし。
ちなみに、500mlの瓶に8個のインカレッドが使用されているとか。
マチュピチュだし、限定だし、20年かけてだし、と考えるとこのわくわく感に¥1000かけてでも購入しますが、やっぱり、高いなぁ、早く手頃な価格にならないかなぁと、いうのが、私の本心。
これを飲みながら、もとの野生種のトマトを食べてみたいと思ったのは私だけですか?
参考:
天空のトマトhttp://www.kikkoman.co.jp/delmonte/tenku-tomato/syouhin/index.html