『食の豆々知識』 Vol.128 アレルギー対応ドーナッツ

1月21日より、ミスタードーナッツから、アレルギーに配慮したドーナッツが発売されました。

「ふかふか焼きドーナツ」。

ので、早速もちろん買ってみました。そして食べてみました(笑)。

今回は、その食レポ(?)です(笑)。

すでに、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県で先行販売されていたようですが、この度、全国販売へ。

アレルギー特定原材料 7品目(小麦・乳・卵・そば・落花生・えび・かに)を一切使用していません(特定食材ではりんごを使用)。

米粉を使用し、やさしい甘さの味わいに仕上げました、とのこと。

冷凍した状態で販売し、常温で2時間解凍してから食べられるため、基本的にはお持ち帰りむきです。

来店2時間前までに店舗へ連絡すれば、解凍に対応してくれるとのことでしたので、もちろん、電話してお願いしてみました(笑)。

指定した時間に行き、名前を言うと、解凍してあるらしいドーナツがお皿の上に袋ごと提供。

袋ごと提供の方が、安心は安心。

ですが、ちょっと残念。

袋を見ると、ん?どこかで見たことのあるような…?

もぐもぐ工房のドーナツじゃないですか。

もぐもぐ工房とは、株式会社アレルギーヘルスケア(奈良県桜井市)が使用する原材料・製造方法にも注意を払った工場で製造しているアレルギー対応のおかしです。

うちの息子が、重度のアレルギーだった際、大変お世話になっていたサイトのもので。

ん~、やはり、これなら安心は、安心。

ですが、ちょっとつまらん。

ま、味は、わかっていましたが、とりあえず、食べてみました。

久々な味(笑)。

やはり米粉のドーナツだなぁ。

ついでに、新しいもの(解凍されていないもの)もテイクアウトしてみました。

帰って、2時間常温解凍した後、100℃のオーブンで10分。

やはり、温めた方が、米粉のおかしは絶対おいしい。

常温でも、全然食べられますけどね。

普通に。自分の家で焼いた米粉のものは、冷めると固くなってしまうのですが、このドーナツは冷めても食べられます。

が、やはり、温めた方がおいしいし、温かいうちなら、自分で作った方が、絶対おいしい。

この辺が、まだまだ難しいところですね。

しかも、レンジはすぐに固くなるのでおすすめできません。

ミニサイズ2ヶ入り 432円(税込)。

サイトで販売している価格と同じです(笑)。

送料がかからない分、ミスタードーナツが近ければ、こちらで購入した方がいいですね(笑)。

というのは冗談ですが、アレルギーっ子にしてみれば、みんなと一緒にドーナツが買える、食べられるということはすごくうれしいこと。

この試みは、本当に素晴らしいと思います。

ただ、アレルギー対応食品の製造は、命にかかわることなので、大変なのはわかってはいるのですが、ミスタードーナツのノウハウをいかして共同開発などされたドーナツを期待しています…。

昨年には、モスバーガーにて、低アレルゲンメニュー、「米粉のもちもちバーガー ポーク」(330円)と「米粉もちもちドッグ ポーク」(360円)が発売されました。

以前から「ライスモスバーガー ポーク」(230円)は販売されていましたが、バンズ(パン)を使用したものは初めて。

こちらは、店内で最終製造されて提供されます。

異物混入などで問題が多い食業界、命に係わるアレルギー対応食品の提供は、更に消極的になりそうですが、アレルギーっ子のために、ファストフードこそ、取り組んでほしい問題ですね。

でも、上記、冷凍されたままのドーナツを購入した際、解凍時間も解凍方法も何もコミュニケーションなく袋に入れて手渡され。

これでは、アレルギー対応ドーナツが、棚に陳列された状態で提供されるのは、まだまだなのかなとちょっと残念に思ったのでした。

参考:ふかふか焼きドーナツhttp://www.misterdonut.jp/m_menu/new/141029_001/