『食の豆々知識』 Vol.174 五行学説

寒いですね...。

動物は、冬眠に入り、身体を休ませる時期に入ります。

私も冬眠に入りたい...。

しかし、そういうわけにもいかないので、人は、「閉蔵」して冬を過ごし、春を待つそうです。

つまり、臓器を休ませ、貯える季節。

太るのとは違います(笑)。

内容の問題です(笑)。

間違えているのは、私です(笑)。

必ず、この季節太ります(笑)。

それはおいといて。

先月、五季のお話をしました。

季節もそうですが、中医学では自然界、人体におけるすべての物事を5つに分け、その関係を考えます。

その基本となるのが、五行学説です。

今回は、その五行学説と自然界における物事の関係について。

 

●五行ってなんだ?

五行とは、「木・火・土・金・水」の5つの自然界の物質を示します。

【木】

木には、生長、発散、柔軟、伸びるという特徴があります。

草木が緑になり、新芽がでる、自然界を成長させる「春」はこの「木」に属します。

【火】

火には、熱い、炎上、明快という特徴があります。

暑く、気温が上がる「夏」はこの「火」に属します。

【土】

土は植物、農作物、動物などすべての生物が誕生し、育つ基盤です。

雨が降る湿気のある「長夏」はこの「土」に属します。

日本では、「梅雨」にあたります。

また、「土用」にあたるという考えもあります。

【金】

金は、硬い性質と変化する性質を持ちます。

熟して金色になる農作物を収穫する「秋」はこの「金」に属します。

(ちなみにこの辺は、ちょっと無理やりくさいと思うのは私だけでしょうか...笑)

【水】

水は命を潤す最も重要なものです。

冷たい性質で、高いところから低いところに流れます。

寒く、草木は枯れ、動物は冬眠し、相対的に静止状態となる「冬」は「水」に属します。

 

他の自然界のもの五色・五気・五味…など

【五色】

青・赤・黄・白・黒

【五気】*気候

風・暑・湿・燥・寒

【五味】

酸・苦・甘・辛・鹹(塩味)

これらは、日本でもよく5つに分けて考えられることもあり、聞いたことがあるのではないでしょうか。

次は、人体についての五行との関わりを説明しようと思います。

ではまた。

来月お会いしましょう(笑)。

飽きなければ...(笑)。