『食の豆々知識』 Vol.219 月見バーガー

今年の中秋の名月は、もうすでに終わってしまいました...。

きれいなお月様、眺められましたか?

私は、中秋の名月を楽しんだ次の日のお昼、毎年この時期の風物詩となりつつあるお月見を食べて楽しみました。

え?月見を食べた?って、そりゃもちろん...笑。

ということで、今回は、「月見バーガー」の話。

 

●まずは王道マクドナルドの月見バーガー

秋になると発売される月見バーガー。

月見バーガーが誕生したのは1991年だそうで、31年にもなります。

ここ近年、定番の月見バーガー、月見チーズバーガーに加え、その年の月見バーガーを発売してきましたが、今年は、「こく旨 すき焼き月見」が仲間入り。

月見バーガーは、ハンバーガーにはさまれているものと同じ100%ビーフパティに、月に見立てたぷるぷると黄身は流れ出ないが固すぎもしないたまご、その上にスモークベーコン、そして最後はクリーミーで濃厚なトマトクリームソースがはさまれています。

ここに、チェダーチーズと甘辛いすき焼きのフィリングがミートの下にはさまったすき焼き月見。

バンズも定番とは変え、スチームされたふわふわのちょっと甘めのバンズになっています。

もちろん、頂きました。

あ~、この甘さが月見と合うんですね。

...。

でも私はやはり、チーズ月見が1番好きかな~笑。

*個人の感想です笑。

 

●今年から参戦モスバーガーの戦略

ずっと参戦してこなかったモスバーガーが、今年満を持して月見対決に初参戦。

「いつかは参入したいと考えてきた」とのことで、「他にはない特徴を出した」と。

「月見フォカッチャ」。ひょうたん型のフォカッチャ生地のバンズに、レタスとキャベツ、三日月型のソーセージに、濃厚でスモーキーなバーベキューソースと、とろったま(半熟卵)がはさまった1品。

更に、モスバーガーは、新商品の販売と同時に月面に店舗を開店。

何かと思えば、メタバースの仮想店舗で、月面で月見が食べられるようになっているらしい。

月から地球を眺めながら、月見を食べるとは、ちょっとおもしろいかもしれない笑。

 

●とろ~り戦略のケンタッキーとロッテリア

ケンタッキーの月見は、今年は「とろ~り」がポイント。

定番の「とろ~り月見フィレサンド」「とろ~りチーズ月見フィレサンド」に加え、数量限定「とろ~り月見和風カツサンド」「とろ~りチーズ月見和風カツサンド」も発売。

メニュー写真では、とろ~りと黄身が流れ出てくるような画像となっていますが、さて(まだ食べてません笑。ごめんなさい)。

ロッテリアからも、とろ~りが登場。

「とろ~り半熟月見」「とろ~り半熟月見絶品チーズバーガー」の他に、えびバーガー、てりやきバーガー、てりやきチキンバーガーや、てりやきごはんバーガーにも月見が入って販売されています。


他にも、ファミレスやカフェなどで月見は発売されていますので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。

今では、秋の定番メニューとなった月見バーガー、この名付け親は、日本マクドナルドの創業者、藤田田(ふじたでん)氏だそうで。

たまご入りバーガーを試食した時に、これは月見だ、と言ったとか。

このバーガー、例えば、卵ベーコンバーガーとかであれば、ここまで人気とならなかったであろうと、ネーミングの凄さもしみじみ感じたのでした。