石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】その四十八

デニーズの店舗大量閉鎖やマクドナルドさんが全体の70%の店舗をフランチャイズ化するとのことで驚いたのもつかの間、すかいらーくさんも5年をメドに店長経験者から1000店舗のFC化を目指すとのこと。

一方で、デニーズはオールディーズのように効率化したファミレスをはじめ、サイゼリアはこれまた小型の効率化された店舗を展開するとのこと。

他にもいろいろFBAにニュースが届いている最近です。

そんな中で気になる2つ・・・

 

タバコ禁止とサマータイム導入

「タバコに関してどう対処したらいいですか?」

タバコに関しては、前からよく質問を受けていました。

業種業態、店の規模・特性によって答えを申し上げてきました。

小規模の店での分煙は意味がありませんし、全面禁煙はランチ時は良いとしても、ディナータイムには合わない店もあります。

夜が主体の居酒屋やバー、スナック、クラブなどはなかなか禁煙に踏み切ることはできないところでしょう。

客数減につながるからです。

ところが、つい先日、神奈川県で議会に提案されたタバコに関する条令案はオドロキでしたね。

飲食店やパチンコなどの娯楽施設を全面禁煙にする内容ですから、正直まいったなという感じを私は受けました。

神奈川に留まらず全国に広がっていくことも想像できるので、我々も喫煙場所を作るなどの対処を考えておかなくてはならないでしょうね。

ただし、時流は禁煙の方向に向かっているのは間違いない事実でイシダの周りでもタバコをやめたという人が目立って増えています。

条令が広まるころにはお客様の理解を得られる風潮も広がっていることを期待しましょう。

お上には逆らえません、つらいですね。

さてさてもう1つのニュースはサマータイムの導入、こちらは自民党が法案提出で民主党も賛成のようです。

これは困りますよ。

一時間時間を繰り上げるなんて、日の高いうちにもうディナータイムを迎えるのでは早い時間のお客様がその気にならず、客足に響くのではないでしょうか、ましてや会社員の方々明るいうちに退社するのが気が引けてサービス残業することになったらますます早い時間は閑古鳥ということになりかねません。

実際、昔、北海道の札幌で試験的に導入されたときは会社員の方々を中心にブーイングが凄かったそうです。

身体は早く起きるわけで眠い中出勤して結局はいつもと同じぐらいの時間まで仕事して体調を崩す人もいたようです。

飲食店にとって良いわけありませんね。

イシダはサマータイム反対です。