販売促進 第3回 『開業時も、お祭りイベントもチラシで盛り上がる』
- チラシ集客のヒント -

そろそろ夏の盛り上がりが見えてくる時期ですが、皆様はどんな準備をすすめていらっしゃいますか。販促は勢いのあるときを狙って行うのが鉄則ですから本来なら2ヶ月前からもう準備をすすめてもおかしくないのですが、夏はこれからです。今からでも決して遅くはありません。

夏は人が勢いよく動く時期です。心も開放されやすい時であり、不景気とはいえレジャーで財布の紐も少しはゆるくなります。身近なレジャーである飲食店が元気にならないといけませんね。がんばって夏で売ってやろうという方はチョットヒントにしてください。今回は身近な販促ツールであるチラシについてお話しましょう。
店の認知度を高め、一度はお客様に来店していただくキッカケになるチラシは新規顧客獲得の大きな武器になります。チラシの利用方法としては、店頭・街頭の手配り配布・新聞折込などがありますが、最近は会社訪問用のものも増えてきています。それだけ飲食業界も積極的になってきているということでしょう。作成時の大きさは、用紙の大きさが効果に比例する新聞折込はB4サイズ以上をおすすめします。手配りなどはA4サイズ以下で充分効果を期待できます。
また、チラシというとすぐに費用がかかるからと腰を引いてしまう方がいますが、今はパソコンでの手作りや手書きの暖かさが受ける時代です。億劫がってないでどんどん取り組みましょう。先ず最初に、今回のタイトルになるテーマを考えます。それに添って内容を決定し、チラシに取り組んで行くわけです。
    作成は、
  1. キャッチコピーから入れてみます。

  2. パッと目に飛び込んでくる簡潔なものが良いでしょう。
    親しみやすく、微笑ましいものか、強烈な印象を与えるものにするかは
    テーマによって決定します。

  3. 全体のレイアウトを決めます。

  4. 店名・住所・地図・電話番号は必須です。忘れないでください。電話番号は最近、携帯を持つ方が増えているので地域番号から入れましょう。皆さん意外と忘れがちです。

  5. 手作りの場合は使う色はあまり多色にせず、2から3色までにまとめた方がお客様は見やすいものです。

  6. パソコンなどに慣れてくると皆さん芸術家のように背景をつけたり、文字をカラフルにしますが、自己満足に酔うのはやめて欲しいものです。お客様は首をひねっているかも知れません。(余談ですがPOPも同様で最近お店に貼ってあるものは綺麗ですが見にくいものが増えたような気がします)

  7. 見やすくするためには文案部分は読みやすい書体で書き、字の大きさは揃えましょう。

  8. 文案はタイトルよりも小さい文字で、大きさを揃えるなら手書きの場合はあらかじめマスメを鉛筆で下書きしましょう。

  9. アイキャッチャーを旬のイラストで入れる。

  10. チラシを受け取った人が目で季節感を感じるようにその季節を感じるイラストやカットを入れてみましょう。

  11. サービス券・クーポン券をつける。

  12. バブル期と違って今は結構シビアにお得なものに反応する人が増えています。一人でも多くの新規客獲得のために入れてみましょう。
*ちなみに先月チラシ作戦を敢行した「長野県M市」の串焼き店は人数分最初の1杯無料券と500円金券をセットでつけて会社廻り。結果は売上35パーセントアップでした。