KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』 Vol.4
がんばっぺ! 不景気をぶっ飛ばせ!!!
みなさ~ん、繁忙期に向けて、準備万端ですか?
忘年会や新年会の取りこぼしは要注意ですよ。
数ある競合店の中から指名して頂けるように、この11月は下見のお客様が来店されるケースが増えてきます。
更に気を引き締めて営業に取り組みましょう。
繁忙期に向けて、要注意点をあげてみます。
ガッシャーン!!と店内に響き渡る音、嫌ですよね。
このシーンにはいくつかのケースがありますが、スタッフの自爆によりバッシング時の食器類の落下や無理なトレーへの乗せ過ぎが考えられます。
基本的なトレーの扱いや食器類の整理の仕方を知らない(教育を受けていない)まま現場に立っているスタッフが多くいるようですね。
お客様の、せっかくの楽しい食事や寛ぎの時を台無しにしてしまうような事は極力避けたいものです。
更に危険なのは、商品提供の際、きちんとしたトレーやおぼんの持ち方をしないため、商品の運び方が未熟で、バランスを崩したり滑らせたりする事によって、お客様に対して粗相をしてしまうケースです。
特に気をつけなければならないのは、手渡しでお客様に商品を提供していることを見かける事がありますが、渡したつもりが、「えっ!?」ガッシャーンなんて事、熱いスープや料理を考えただけでドキドキしますね。
サービスオペレーションをいま一度、じっくり見直してみてはいかがでしょうか。
たった一度のミスでも、大騒ぎになるかと。
先日より半年もの期間、某大手ファミレスチェーンで感謝祭と銘打ってのイベント販促が行われていて大盛況のようですが、食中毒の事故を起こした事を払拭するかの如く、通常価格800~ 900円の商品をなんと感謝価格390円で提供しています。
こんな事は、大手チェーン店でしかできないですよね。
一度、信頼・信用を失ってしまったり、不快を与えてしまった御客様を取り戻すには、新規のお客様を獲得するより三倍以上のサービス&経費を使わなければなりません。
これから繁忙期です。
今まで以上にスタッフへの注意をしてみましょう。
ひとつ一つ丁寧な仕事ぶりをお客様はきっと、いや、絶対に見ていますよ。