KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』 Vol.63
早いもので今年ももう10月。
残り3ヶ月となってしまいました。
朝晩すっかり冷え込んで来て、体調崩してる方もチラホラいるようですから、体調管理に気をつけましょうね。
つい最近までの挨拶は、「暑いねぇ~」だったのに、時の過ぎるのはあっという間でうっかりすると、忘年会新年会メニューや販促、イベント系の準備がもう目の前に待っている事に焦ってしまう日々の繰り返しですね。
日々追われることなく計画をきちんと進める習慣を掴みましょうね。
早いといえば、気づかないうちに、街が変化していたなんてことはありませんか?
繁華街は特に、新しいビルが建ったり、店が変わっていたりと、あっという間に激変している事がありますね。
ビルひとつで通行動線も変わるもの。
街が変われば、人の流れも大きく変わる可能性があります。
そこで今回は、最近、店舗の周辺の変化にどれだけ注意を払っていますか?ということで、立地環境の変化についての話をお話します。
そういえば、ここのところ、店の周りの環境には無頓着だったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
前にも少し話ましたが、環境の変化は店にとって、客足に直接、影響する要因です。
防衛のためにも、近隣調査は必須。
朝晩涼しくなってきて、外を散歩するのも楽しくなってきたこの時期、店周辺のみならず、広範囲に渡って散策をしてみてはいかがですか。
特に人の流れが多い、駅周辺や商店街などもお忘れなく。
店長、スタッフは、日々の通勤ルートを同じ道を通るのではなく、変更することで、街の移り変わりに早く気づくことができますね。
車通勤なら、なおさら通勤ルートを変えてみましょう。
日頃から自分の足で耳で情報収集することに注力していないと、日々の店舗運営に追われて、街の変化を見逃していたなんてことにもなり兼ねません。
なかなか情報ソースがなく、鈍感に時が流れてしまって、気がついたら200~300メートル先に競合店舗がオープンしていた、工事の為に交通(通行)動線が変わっていたなんて事になると、対抗策も後追いの苦しい戦略になってしまいます。
競合店舗の新規出店の情報もいち早く気がつけば、今後の販促や対策も手が打てます。
近隣調査は、新規出店だけではありません。
店に入らなくても、各店店頭にメニューを置いたり、キャンペーンののぼりやポスターを置いたりしていますね。
チラシを配っていることもありますから、他店が何をやっているか、何に力を入れているかといった情報収集にもなります。
手遅れに成らないように、近隣情報は常に意識するよう心掛けましょう。
「夏が終わればすぐ忘年会」。
冬の商戦期はもう始まっています。
エンジン全開でいきましょう。