コラム

たかさきたけしの『社長から見る“黒字社員、赤字社員”』

2016年9月13日

Vol.05 協調性を大事にしてこそ、個性も活かされる

厳しい残暑が続く9月ですが、真夏の暑さが少しずつ峠を越え朝夕も少し涼しくなったようで、秋の気配が感じるようになりました。

秋は、学問やスポーツ、芸術・文化など、挑戦するには最適な季節です。

自分の目標にあわせて、いろんな事にチャレンジし、実り多い秋にしたいですね。

8月は、何といっても「リオジャネイロオリンピック」でしたね。

私も連日寝不足になりながら、テレビに釘付けでした。

柔道、競泳、体操、卓球、バドミントン、レスリング、その他たくさんの種目で、日本の代表としてメダルを取った選手、残念ながら取れなかった選手、たくさんの夢、希望、勇気、感動をもらいました。

活躍された選手の方々へ敬意を表します。

選手のコメントにあった、支えてくれた監督やコーチ、家族等周りの方々への感謝や思いがたくさんあった事へも感動を覚えました。

そんな中、国民的アイドルのSMAPの解散報道がありました。

グループとして25年、個々でも多くの活躍の場を持つ個性の強いメンバーでも有名です。

代表曲である「世界に一つだけの花」は名曲ですね。

ある語源ですが「桜梅桃李」さくら、うめ、もも、すももと書いて、おうばいとうりという言葉があります。

「桜梅桃李」とは、「桜には桜の良さがあり、梅には梅の良さがあり、桃には桃の良さがあり、そして李(すもも)にも李の良さがある」ということ。

同じバラ科ではあっても、それぞれ違う花や実をつける、どれもそれぞれの個性があり、どれも美しくすばらしいという意味ですね。

他人と比べるのでなく、自分にしかない個性を磨くということです。

「世界にひとつだけの花」の歌詞にある、「そうさ、僕らは世界に一つだけの花。

一人一人違う種を持つ。

その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい」ということですね。

同じく歌詞に「No.1にならなくてもいい、もともと特別なOnly one」というフレーズがありますが、人も同じようにそれぞれ生まれ持った個性があり、一人一人違うのが当たり前の個性を持っている。

組織となると、ついつい、一つの基準に当てはめて歯車化しようとしがちですが、個々の個性を強みとして、活かし伸ばしていく事が組織全体の強さや成果につながる。

私自身も、会社やお店であっても、組織、チーム、グループであり、一人一人の個性、魅力を最大限伸ばしていかなくてはと常々思っています。

SMAPは長年苦楽を共にし、統率していたマネージャーが去り、空中分解と言われていますね。

個性と協調性は相反するものと考えがちですが、協調性を大事にしてこそ、個性も活かされるもの。

個性、強みを大事にしていくと同時に、協調性や助け合う精神、信頼関係を築けるよう努めて行かなくてはと考えています。

先日、中途社員の歓迎会がありました。

私は酔っぱらって、「必ずみんなに金メダルを取らせるから」と、訳のわからないことを豪語したそうです。

同会で問題が発覚したのですが、詳細は次号で。

それではまた。

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