コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2012年8月6日

Vol.13 大手でも起こる接客の落とし穴

みなさ~ん、暑い日が続きますが、体調を崩していませんか?

特に寝不足に要注意ですよ。

いよいよロンドンオリンピックも始まりましたね。

現地との時差の関係で、飲食店業界に働く人には、好都合?の様にゴールデンタイムが深夜なのですね。

ホドホドに観戦しましょう。

がんばれニッポン!

先日、顧問先に訪問した際、いつもハツラツとした挨拶の出来る、元気一杯の店長の様子がちょっと変(顔つきも暗い)、話を聞いて見ると極度の寝不足との事。

スポーツ大好き店長、TVの見すぎによる寝不足で辛いようです。

当然、接客の質もパワーダウンなのです。

私が知る限りの繁盛店と呼ばれる店舗は、責任者以下、スタッフ一同、皆ハツラツとした挨拶や明るい笑顔の接客の出来る事が、必須条件になっているようですよ。

自分の都合で雰囲気を壊す事のないように。

自覚を持って要注意。

さて、好まれる接客サービスのよく言われる項目として『お客様の身になって』とありますが、オーダーを頂いた商品出しの順番を意識していますか?

私の体験で最近の飲食店では、かなり乱れている様な気がします。

最近こんな例がありました。

ビールと冷奴としょうが焼き定食を注文した所、まずビールが運ばれましたが、待つ事10分。

その後、定食が出来上がりやってきましたが、おぼんの上には冷奴が、同時に提供なのです。

私の思いはビールと同時に来てほしかったのは皆さんもお分かりいただけると思います。

まっ、これはしょうがないとして、残念だったのは、なんと、定食にも小鉢の冷奴がのっているではありませんか!?

店員さんに確認すると定食にも冷奴が付いているのだそうです。

『お客様の身になる』なら、注文を受けた際、当然、定食に冷奴の小鉢が付いていることを説明するでしょう。

これでは、提供の順番も商品知識による説明もダメダメです。

実はこの店大手の和食レストランなのです。

教育にお金がかけられそうな大手でもこんな有り様なのかと驚いてしまいました。

お客様の身になって 今一度考えて見てください。

あぁ~枝豆にすれば良かった、と思うのは私だけ?

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