2015年7月7日
Vol.133 もやし
先日、息子と娘を連れて出かけた帰り。
電車の中にいるときから、「ねぇ~、今日のおやつ、なに~。」
とうるさく・・・。
しょうがないので、駅に着いて、1人\100まで、スナック菓子以外、という約束でおやつを買ってあげることにしました。
娘は、悩んだ末「ソフトツイスト」。
息子は、「オレ、もやし。
1袋\40くらいなんでしょ?
2袋も買えるじゃん。
オレ、おやつ、もやし炒めがいいや。」
「・・・。」
なんか違くないか?(笑)
ということで、今回は、もやし(笑)。
●もやしに種類があるの?
もやしは、緑豆などの豆を発芽させて育てた、いわゆる「スプラウト」のひとつです。
その原料の豆によって、種類が変わってきます。
「ブラックマッペ(黒緑豆)」を原料としたもやし。
この豆の和名を「けつるあずき」と言います。
豆の表皮が黒く、細くて長いのが特徴。
次にでてくる緑豆もやしに比べ、水分が少ないので、炒めても、シャキシャキした食感が残ります。
原料コストが安いので、昔からもやしといえば、これがほとんど。
「緑豆(グリーンマッペ)」を原料としたもやし。
最近では、このもやしも主流なってきました。
「緑豆もやし」と呼ばれてちょっとだけ、ブラックマッペより高価なような。
軸が太めで水分をよく含み、シャキシャキした食感です。
「大豆」を原料としたもやし。
「豆もやし」と呼ばれています。
軸は太く、豆がついているのが特徴で、歯ごたえもあり、豆のうまみもあります。
韓国料理のナムルには、これがかかせませんね。
ちなみに、もやしの白さは、日光に当てず暗室で育てる「軟白栽培」によるもの。
かつては、もやしを白くするため、漂白剤を使用していたそうですが、現在では禁止されているため、漂白されたものは出回っていません。
●もやしってすごい?
最近、「もやしの栄養がすごい」と話題です。
確かに「スプラウト」と考えれば、栄養は詰まっていそうです。
もやしに含まれる栄養は、「ビタミンC」「食物繊維」「カリウム」「ビタミンB1」「ビタミンB12」「カルシウム」「鉄分」そして、「アスパラギン酸」「アミラーゼ」そして「ポリフェノール」だとか!!
さすが優秀野菜と言われているだけある。
1日に2㎏くらい食べていれば、必要な栄養がとれます。
ん?
2㎏?(笑)
そうですね。
さまざまな栄養を含んでおりますが、100gの含有量は、実はさほど多くありません。
ビタミンCをたくさんとりたいなら、赤パプリカをかじった方が簡単です。
でもなんだったか、TVで、野菜を\100あたりに換算すると、いちごよりもビタミンC
の含有量は多いとか言ったような。
なるほど。
人気料理サイトクックパッドでのもやしのレシピはなんと29000品。
コストパフォーマンスや手軽さなどから考えた場合、やはり、もやしは優秀野菜なのかもしれません。
ちなみに、おわかりかと思いますが、豆もやしが1番栄養価が高いです。
●もやしは生で食べられる?
その前に。
調理する時にもやしは洗わない方がいいの?と聞かれました。
現在は、漂白剤も使われていませんし、無農薬で育てられ、集荷時に洗浄されています。
洗いすぎるとビタミンCも流されてしまいますので、洗わなくても大丈夫です。
ただ、ちょっと匂いなどが気になるので、私は、さっと洗うようにしています。
そして、もやしは、重ねて言いますが、水栽培で、農薬も使っていないので、生のままでも十分おいしくいただける野菜です。
でも、もやしの袋を見たことありますか?
そうなんです。
野菜なのにめずらしく賞味期限が書いてあるんです。
もやしは、足が早い(ダメにあるのが早い)ため、スーパーなどで売られている商品は、生で食べると食中毒を起こす危険があるからとのこと。
なので、メーカーとしては、「必ず加熱してください」と言っている訳です。
でも、フォーなどには、生のもやしを入れて食べたい私・・・。
この辺は自己責任かと・・・。
あ、こんなところで、こんなことは言っちゃいけませんでした・・・。
昔から、色白く、ひょろっとした子供を「もやしっ子」と言っていますが(あれ?最近その言葉そういえばあまり使われていない?かも?)、もやしが大好きで、おやつにまでもやし炒めを食べようとする息子・・・。
まったくもってもやしっ子ではありません・・・。
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