コラム

たかさきたけしの『社長から見る“黒字社員、赤字社員”』

2017年8月8日

Vol.14 究極の便利屋が成長鍵

8月に入りました!

夏本番ですが、どうも梅雨明け後、しっくりこない空模様ですね。

すっきりと晴れた夏らしい青空の下、気分爽快に過ごしたいものですが、ジメジメとした暑さのために体力も消耗して、体調を崩している人も多いのではないでしょうか。

食事に気をつけ、身体を労りつつ、元気に乗り切っていきましょう。

夏休みやお盆、行楽シーズン中は、全国各地で花火大会やお祭りで賑わっていますね。

あらゆる業界において、売り上げが低迷する月と言われる「二八」の8月ですが、飲食店にとっても近隣でお祭りや花火大会などがあるときは、集客率アップのチャンスです。

夏らしいメニューの提供、キャンペーン、テイクアウトの提供などで、しっかりと集客につなげていきたいですね。

さて、皆さんの職場の従業員の方々の調子はいかがですか?

新人さんは5、6月病に落ちませんでしたか?

新人ばかりでなく、ベテランでも

「いつも同じ仕事しかやらせてくれない。

単純作業でつまらない。

いつも雑用ばかり。

コピーばかり毎日やらされて。

毎日、大根の皮むきばかり。

私は信用されてないのかな?

辞めてしまおうかな?」

といった不平不満の声を耳にしたことはありませんか?

「雑務」という仕事が存在します。

私の見解ではそれは「究極の便利屋」。

この究極の便利屋を目指すことによって仕事の成長が見込まれると考えます。

雑用を雑務と捉えるか、仕事と捉えるかが分かれ目です。

コピーを上司に頼まれ、終わりましたとバラバラに持ってくる人、綺麗に揃えてホチキス止めをしてくる人、コスト削減を考え両面コピーにする人。

大根の皮を剥くよう指示すると、ただ剥く人、薄く丁寧に剥く人、注意されても教えても汚く雑に剥く人、剥いた後の処理まで尋ねる人など様々ですが、肝心なのは「一歩先を行く気配り」ができるかどうかが重要ですね。

上司や先輩は、「一歩先を行く気配り」ができる部下には、今度は一つ上の仕事を教え任せるようになります。

与えられた雑務を確実にこなす。

それを一つ一つ積み重ねる事によって「信頼関係」が生まれる。

「一歩先を行く気配り」ができるという事は、信頼の最大の条件となりますね。

「便利屋」というと、聞こえは良くないかも知れませんが、ごくごく当たり前の便利屋では、誰からも重宝されません。

逆に気配りのある便利屋は誰からも重宝されます。

どんどん仕事を教えてもらい成長します。

そして上司や組織が手放せない存在となるはずです。

仕事の報酬は仕事です。

気がつけばびっくりするほど仕事力が身につく事でしょう。

究極の便利屋!

それはまさしく黒字社員。

私もまだまだ日々、究極の便利屋となることを目指し頑張っております。

皆さんの職場でも似たようなケース、部下がいるならば雑務を仕事と捉えさせ成長させましょう。

これから毎日暑い日が続くと思いますが、皆さんどうぞご自愛ください!

それではまた。

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