コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2023年6月12日

Vol.140 誠意ある対応でピンチをチャンスに

今年は、ずいぶんと早い梅雨入りとなりそうです。

最近は台風も重なるようなこともあり災害が心配です。

先日も台風の影響で各地が大雨となり、かなりハラハラしました。

ホント皆さんお気をつけください。

万が一に備えていただきたいと思います。

最近、「丸亀製麺のシェイクうどんにカエル混入」というニュースが話題になりましたね。

異物混入は飲食店の今後を左右する大きな問題です。

先日もランチを食べに行った店で、パスタの中に髪の毛を見つけてしまいました。

盛り付けられた下のほうにあったので自分のものではないのは明らかです。

2/3は食べていたので、「騒ぎ立てるのもなんだしな」と寛大な自分を褒めながら会計を向かったのでした。

ただ、事実だけは伝えるべく、「髪の毛が入っていましたよ」と小声で伝えました。

ところが、こんな優しいおじさんにレジのお嬢さんの対応は「あ、そうなんですね。ありがとうございましたぁー」と、異物混入はスルーされました。

なんじゃそりゃ、「すみませんでした」の一言もないんかいと釈然としないまま、店を後にしましたが、その後1日、気分が悪かったのは言うまでもありません。

さて、飲食店で異物混入という言葉を聞くと、誰しもが不快な気持ちになることでしょう。

食べ物に異物が混入していたら、それはもう食欲をそがれること必至ですね。

異物混入の代表的な事例としては、虫や髪の毛、ガラス片、金属片などが挙げられます。

これらの異物が混入する原因は、様々なものがあります。

例えば、調理器具や食材の管理不足、従業員の衛生管理の不備、食材の品質管理の甘さなどです。

しかし、それでもカエルはちょっと驚きですね。

異物混入は、飲食店にとっては致命的な問題です。

食品衛生法によって、異物混入は禁止されています。

また、消費者からのクレームや報道されたニュースなどが原因で、店舗の評判が落ちることもあります。

その結果、売り上げの減少につながることもありますね。

異物混入を防ぐためには、まずは従業員の教育が欠かせません。

衛生管理や食材の管理方法を正しく理解していることが必要です。

また、調理器具や食材の品質管理にも細心の注意を払わなければなりません。

さらに、定期的な清掃や点検を行い、異物混入を未然に防ぐことも大切です。

最近では、異物混入を防ぐために様々な取り組みが行われています。

例えば、食材を包む容器に封をすることで、異物混入を防止する方法があります。

また、食材をX線検査器で検査することで、異物混入を早期に発見することも行われています。

しかし、従業員の教育や細心の注意、さまざまな取り組みがあっても、防ぐことができないのが異物混入です。

自店で起こった時に、どのように対処するのか普段から考え、決めておかなくてはなりませんね。

対処の仕方によってはお客様と良い関係になることもあります。

「誠意ある対処を用意してある店」に、ならなくてはいけませんね。

ホント、大変ですが頑張りましょう。

お客様の笑顔を創りましょう。

では、また。

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