2018年12月11日
Vol.174 五行学説(1)
寒いですね...。
動物は、冬眠に入り、身体を休ませる時期に入ります。
私も冬眠に入りたい...。
しかし、そういうわけにもいかないので、人は、「閉蔵」して冬を過ごし、春を待つそうです。
つまり、臓器を休ませ、貯える季節。
太るのとは違います(笑)。
内容の問題です(笑)。
間違えているのは、私です(笑)。
必ず、この季節太ります(笑)。
それはおいといて。
先月、五季のお話をしました。
季節もそうですが、中医学では自然界、人体におけるすべての物事を5つに分け、その関係を考えます。
その基本となるのが、五行学説です。
今回は、その五行学説と自然界における物事の関係について。
●五行ってなんだ?
五行とは、「木・火・土・金・水」の5つの自然界の物質を示します。
【木】
木には、生長、発散、柔軟、伸びるという特徴があります。
草木が緑になり、新芽がでる、自然界を成長させる「春」はこの「木」に属します。
【火】
火には、熱い、炎上、明快という特徴があります。
暑く、気温が上がる「夏」はこの「火」に属します。
【土】
土は植物、農作物、動物などすべての生物が誕生し、育つ基盤です。
雨が降る湿気のある「長夏」はこの「土」に属します。
日本では、「梅雨」にあたります。
また、「土用」にあたるという考えもあります。
【金】
金は、硬い性質と変化する性質を持ちます。
熟して金色になる農作物を収穫する「秋」はこの「金」に属します。
(ちなみにこの辺は、ちょっと無理やりくさいと思うのは私だけでしょうか...笑)
【水】
水は命を潤す最も重要なものです。
冷たい性質で、高いところから低いところに流れます。
寒く、草木は枯れ、動物は冬眠し、相対的に静止状態となる「冬」は「水」に属します。
●他の自然界のもの五色・五気・五味…など
【五色】
青・赤・黄・白・黒
【五気】*気候
風・暑・湿・燥・寒
【五味】
酸・苦・甘・辛・鹹(塩味)
これらは、日本でもよく5つに分けて考えられることもあり、聞いたことがあるのではないでしょうか。
次は、人体についての五行との関わりを説明しようと思います。
ではまた。
来月お会いしましょう(笑)。
飽きなければ...(笑)。
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