コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2013年3月5日

Vol.20 第一印象が店の未来を変える

さてさて、春の訪れとともに、飲食業界にもチャンスの時がやってきますね。

この時期は、送別会や歓迎会など新規のお客様を獲得する絶好のタイミングです。

多くの学生さんや社会人の異動を含め、新たな顔触れと出会う機会が増えるからです。

業態問わず新規客は、ありがたいものですね。

せっかくの出会いを活かす為にも、店側もリセットのタイミングですよ。

新規のお客様は、いろいろなことをお店に対して推測し判断します。

その重要なひとつが、スタッフの第一印象なのですね。

人が店を評価するとき、まずは何より、スタッフの出迎え、第一印象が大きな影響力を持ちます。

最初に悪い印象であれば、どんどん悪い方に心は傾いていき、そのイメージはなかなかぬぐえません。

「自分は大切にされていない」と感じ、被害者意識を持たれることになる。

それがその後の料理やサービスすべてに影響するのです。

逆に第一印象が良ければ、その店の料理や接客にも期待が生まれます。

初頭効果(第一印象)でこのお店の雰囲気を感じ取り、これから食事する気持ち、気分までもが決まっていくからです。

感じの良い店だと感じてもらえれば、お客様が食事をすませてお帰りになるまで、より楽しく良い時間を過ごしていただくことができるのです。

つまり、第一印象が悪いと実に厄介で、飲食店としては致命的なミスとなりかねません。

店側が普段通りやっていればいいと、思い込んでいると危険ですね。

この機会に是非とも好印象を獲得する事ができるように、決して難しい事ではないのですから、次の3つのポイントをしっかりと守る事です。

「明るい笑顔」「感じの良い挨拶」「清潔な服装、身だしなみ」

どうでしょう、皆さんの会社や店舗は、3つのポイントをしっかりと実践できていますか?

このポイントは、今日からでも不馴れなスタッフからベテランまで誰しもが取り組める事です。

良い印象付けができると、料理などの味も評価が上がり価格もお値打ち感アップに繋がるようです。

プラス効果は絶大でこそあれ、マイナスは一点もありません。

経費もかけず、すぐにもできる販促を見逃す手は無いんじゃないでしょうか。

さあ、今からスタートダッシュですね。

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