コラム

井上奈々子の『食の豆々知識』

2022年2月7日

Vol.212 地球グミ

先日、中学生の娘と吉祥寺をぶらぶらと。

娘の行きたいところを回ったのですが。

お店に入ってぐるりと見渡し、「なかったから次に行こう」と。

そんな感じで6軒...。

何を探しているのかと思えば、「地球グミ」。

聞いたことはあり、手に入らないとも聞いていましたが。

ほんとにないんだなぁと。

昨年から流行っていたものなのに?

ということで、今回は流行りで結局手に入らなかった「地球グミ」の話。

●まずは、グミってなに?

グミとは、コンビニなどで売っている、ぐにゅぐにゅした、甘いあれです。

もとは、ドイツ発祥のゼラチンやコーンスターチで果汁を固めたお菓子。

グミは、ゴムを意味するGummiから。

確かに、ゴムっぽい...。

熊の形をした黄色や赤のカラフルなグミベアが有名。

今でも懐かしい感じで売られていますね。

日本では、「コーラアップ」が初の製品(あぁ、そういわれるとそれも懐かしい...笑)。

その後、果汁グミが女子中高生を中心に人気となり、今では、味だけでなく、硬いものややわらかいもの、ひもグミなど形のかわったものなど、様々な種類のグミが並んでいます。

●そして地球グミってなに?

Trolli(トローリ)というグミシリーズの商品で「プラネットグミ」が正式。

日本では、「地球グミ」と呼ばれています。

Trolliは、もともとドイツのグミの製造では老舗の会社(MEDERER社)の商品。

そのグミが、韓国YouTuberの紹介動画で火が付き、大人気のグミになったようです。

だから娘やその友達はみんな、地球グミは、韓国のグミだと思っています...。

サイズとしては、ピンポン玉よりもちょっと小さいくらいのグミで、見た目はまるで青い地球儀のよう。

ただ、プラスチックの容器をあけると、地球の大陸の絵は容器に描かれていて、ただ真っ青な丸いグミが出てきます。

これをかじると真ん中にマグマに見立てたいちごのソースが入っているようです(ごめんなさい、まだ手に入らず、食べていません...)。

紹介動画では、このプラスチックの容器を口でぱきっと噛んで開け、中のソースを見せながら食べ、最後に舌をだして色の変わっているところをみせていて。

これがかわいいと人気になり、日本でも、地球グミを手に入れると、それと同じように食べて動画をアップしていて、なるほど。

だから、人気で手に入らないんですね...。

●地球グミに続くのは?

そして、その次には、「目玉グミ」が控えているようです。

これも、同じtrolliのグミで、ヨーグルト味のグミの中に同じくいちご味のソースが入っているようです。

これももちろん、なかなか手に入りません。

この見た目が、目玉そのもので...。

ハロウィンか?と思うほど...。

なぜこれが人気なのか...。

また、OZZYの「いちごグミ」(これは、本物韓国製。いちごの形をしていて、普通にかわいい)も同じように、プラスチックの容器に入っていて、人気が出てきています。

日本では、最近手に入らなかったのが、UH味覚糖の「水グミ」。

水のようなしずくのかたちのグミで、味はないのかと思い気や、さすがに香料で味が付いていました(笑)。

そして、今は、ファミリーマートで先行限定販売され、なかなか手に入らない「雪グミ」(これは、カンロ)と...。

グミ人気は、当分終わらなそうです。

うちの中学女子曰く、「グミにも、ゼラチンで固めてあるものと、ペクチンで固めてあるものがあって、それによって食感とかくちどけとかが違うから。

私は、カンロが一番好きだけどね」といろいろとこだわりがあるようです...。

いや、食べすぎには注意してくださいね...。

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