2024年9月9日
Vol.240 バズった飲食店
ちょっと前のことですが、錦糸町を歩いていると、なんだか、錦糸町にはちょっと意外な(失礼笑)若い女の子たちの行列が。
確かに、外装や内装は、かわいくてきれいなんですが、メニューは特に女子たちに人気そうなものがあるわけでもなく、びっくりするようなこともない、ただ美味しそうな中華料理店の料理が並んでいて。
何にこんなに並んでるんだ?と不思議に思っていました。
そう思っていたら、うちのJK(女子高校生)が、「錦糸町に行きたい中華があるんだよね」と。
あ、あそこだ!とつながった訳ですが。
その理由は...。
今回は、メニューではないところでバズった飲食店の話。
● 飲食店あるあるの投稿がバズった焼き鳥屋
TikTokの「飲食店あるある」の投稿が人気を集め、フォロワー数27万を超える人気飲食店「焼鳥どん」。
きっかけは、「アルバイトのみんなを笑わせるため」に始めた投稿が、飲食店あるあるであったことと、その店主さんの人柄のよさが人気に。
更には、TikTok LIVE配信が熱狂的なファンを増やし、会いたいので行きますと訪れるお客さんも多いとか。
● 網の上から撮れる動画がバズった中華料理店
錦糸町の駅近くの中華料理店。
ここには、机の上に荷物置きの網棚があり、そこにスマホをのせて真上から料理が出てきて食べるところの動画が撮れると話題のお店。
きっかけは、お客様が少しでも広くスペースを使えるようにと、荷物置き用に机の上に設置した金網に、お客様がスマホを置いて動画を撮ったものがバズったんだとか。
それにより、上からの食べている動画が撮りたいと、日々行列が絶えなく、うちのJKも行きたがっている訳で。
● タメ口の店員が迎え入れてくれる友達がやっているカフェ/バー
「久しぶりじゃん」「やっほ~」とお店に入った瞬間声をかけられるのは、その名も「友達がやっているカフェ/バー」。
店員が全員タメ口で、友達を演じながら接客してくれます。
メニューも「いつも頼んでいるやつ」や「大変そうだから、すぐだせるやつで」など、セリフのようなものが並びます。
まるで、友達のバイト先に遊びに行っているような感覚を楽しめます。
SNSでは、この接客の動画が楽しすぎると話題に。
売れる飲食店の法則では、メニュー開発ばかり取り上げられがちですが。
最近では、いかにSNSでバズるか、ということも大きな要素になってきています。
もちろん商品に価値がなければ、人気にはならないと思いますが。
一度は、行ってみたくなるお店ですね。
石田義昭『飲食店繁盛ダネ!』
“繁盛仕掛け人”石田義昭が飲食店開店の秘訣から売上増進の策および、日本各地の販売促進事例をわかりやすく解説、紹介します。
井上奈々子の『食の豆々知識』
飲食店における重要なメニューの考え方、作成方法、そして商品開発の極意など、繁盛につながるヒントを余すところなく紹介します。
KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』
実践コンサルタントが各地を回りまさに“事件は現場で起きている”を心に目を光らせ、見つけた問題点を鋭く指摘、改善を容赦なく進言、普段の行動の様子を紹介します。
飲食店経営のあらゆる
お悩み、相談、ご質問をお受けします