コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2014年1月5日

Vol.30 5Sで店舗クレンリネス

新年明けましておめでとうございます。

年末の忙しさも終わり、お正月はゆっくり過ごされたでしょうか?

と言っても、この飲食業界では「稼ぎ時です!」という事でお休みもない方も多かったのではないでしょうか?

さて、今年一回目のお話はクレンリネスについてです。

年末の大忙しの中、皆さんの店舗でも大掃除はされましたよね?

せっかく頑張って綺麗にした店舗を維持する為にクレンリネスの5Sを徹底しましょう。

「あれ?5Sって何だったかな?」という方の為に、改めて文字にしますね。

・整理(Seiri) → いらいない物を捨てる

・整頓(Seiton) → 決められた物を決められた場所に置き、ついでも取出し易くする

・清掃(Seisou) → 常に掃除をして清潔を保つ

・清潔(Seiketsu) → 整理・整頓・清掃(3S)を持続する

・躾(Shitsuke)  → 決められたルール・手順を守り習慣づける

思い出したでしょうか?

日々この5Sを意識しておけば、お客様も同じ職場で働くスタッフ同士も気持ちがいいものですよね。

では、皆さんの店舗を見渡して見てください。

棚の上に乱雑に置かれている備品等のストックや使用頻度の少ない物等、丸見えない状態になっていませんか?

キッチンが客席から見える店舗は冷蔵庫の上にタッパーやソースポット等の厨房備品等が置かれていませんか?

お客様が見たら不衛生と思うはずです。

現場のスタッフは動線や使い勝手を優先してしまいがちで、お客様視線(目線)での5Sを意識出来ていないのです。

そこで、是非、同業種の店舗にお客として行ってみて、良い所と悪い所を意識して探し、その感覚を自分の店舗で客席に座り見回してください。

きっと自然と改善点が見つかるはずです。

基本の5Sの前に視線をプラスする事により、より良いクレンリネスになりますね。

自分の店舗でも視線(Sisen)やしっかり(Shikkari)等、5Sに付け足して6S・7Sといった独自のクレンリネスルールを決めてより強固な物にしてみましょう。

まだ大掃除できなかった店舗も含めて、この意識をもって店内清掃してみましょう。

さぁー、お店も気持ちも新鮮、晴れやかに今年一年をSTARTだぁー!!!

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