コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2015年5月12日

Vol.46 梅雨対策:空調、忘れ物管理で店の印象アップ

早いもので、あっという間にゴールデンウィークも終わり、お疲れ様という感じですが、大忙しの大繁盛店舗や、やむなく休店日にした店舗など、この十数日間、皆様いろいろな状況のなか様々なお過ごしかたがあったと思います。

その中でも一番問題なのが、アルバイト頼りの店が人手不足での営業で、満足のいくサービスや商品提供ができなかったり、本当に人手が足りずやむなく休店日にしなければならなかった事ではないでしょうか?

サービス業界は人手に頼る面が多く、人手不足は致命的な欠陥を招いてしまいますから、シフト態勢をしっかりと組み立てなければいけません。

せっかくの繁忙ウィーク、本来の店の実力、姿を見せられる事なく、お客様にガッカリされては再来店や店への信頼を勝ち取るチャンスを失ったことになってしまいます。

少なくとも、アルバイト、パートの入店契約時には、キチンと連休の取り方及び店の営業方針をしっかりと伝えて、仕事の自覚や協力、教育を徹底しましょう。

教育説明が不充分な店は、今からでも再契約など取り入れるべきですね。

さて、今回は梅雨の季節の注意点をいくつか話しておきます。

再確認してください。

先ず、一番多いのが傘の忘れ物、どう防ぐか考えましょう。

防止には、気配り、目配り、心配りをしてお客様が忘れものをしないようにするのが一番ですが、忘れ物が発生した場合の保管管理も重要ですね。

大事なお客様の預かり物であるにもかかわらず、保管するのに決められた場所もなく、存外な扱いをしているのをよく見かけます。

保管には所定の場所を決めるべきですね。

忘れ物があった場合、複数の人間で内容を確認しあい、日付・時間・発見場所・発見者を現物にメモ添付して保管します。

ご本人が現れたら現物確認を照会しお渡しするようにします。

安易にお渡しするのは避けましょう。

間違えれば新たなトラブルとなるからです。

傘1本でも、忘れ物管理がきちんとされていれば、それだけでお店の信頼度はぐんと上がります。

次に、ジメジメした環境の中の空調管理を考えてみましょう。

カビの発生や臭いの元の原因になります。

敏感になってください。

臭いは、レギュラースタッフでは、麻痺してしまっているので、スポットスタッフに確認させましょう。

トイレ化粧室は、特に要注意です。

トイレ以外にも定期的な消臭剤の使用も清掃マニュアルに取り入れるべきでしょう。

エアコンの温度調節の際は、店内の温度はお客様が感じる温度と働いているスタッフの体感温度では大きな違いがある事もお忘れなく。

お客様の言葉や動作にも敏感になりましょう。

そして、雨の日の集客が大切なテーマになりますが、こちらは、通信の販促を参考にしてください。

皆の不愉快な雨もチャンスに変えるべく、取り組みを進めて行きましょう。

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