コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2012年2月7日

Vol.7 寒波対策で店内快適に

最大級の寒波、襲来。

毎日寒いですね。

顧問店の中には雪のため店を開けられないところも現れています。

自然に対しての対策は祈るしかないので歯がゆいばかりです・・・。

お店を開けている皆さんも気に掛けなければいけないことがあります。

店内の空調環境は大丈夫ですか?

多くの店舗は夏場の冷房には敏感ですが、冬場の暖房には意識が低いようですね。

板張りの小上がり対策や窓際席など、店内環境にはかなりムラがあります。

一度店舗の客席に自ら20~30分座って確認して見ましょう。

特に女性のお客様は寒さには敏感です。

どうしても、暖房が届かない席にご案内する場合は膝掛けや電気ストーブ等の対策をしてみては如何でしょうか。

更に店内温度の問題がスタッフのユニフォームの乱れに繋がっているケースをこの時期よく見かけることがあります。

せっかく店舗コンセプトやイメージカラーを取り入れた高級なユニフォームを導入しているのにも関わらず、そのことを無視するかのようにカーディガンなどの上着を着用して店内接客をしている様子があります。

もちろん名札も見えていません。

しかも、着用している上着は制服ではなく個人の私物のため、仕事着だから、「まっ、これでいいか」という感じでヨレヨレの物や汚れた物、そしてボタンの取れたままの状態のもので接客することに平気な意識の低いスタッフも見かけます。

またそのことが見られるのは責任者の無関心さと寒さ対策に対して仕方ないというあきらめが起因しているのではないかと思われます。

これは大きな勘違いです。

仕事着だからこそ注意する必要がありますね。

お客様は不快な思いをしているはずです。

ユニフォームを導入した時の事を思い出しましょう。

お客様にどのように素敵に見えるか考えて選んだのではありませんか。

水場やパントリー付近のポジションの方でも、寒さ対策はユニフォームの中に着込むなど方法はあるはずです。

最近はヒートテックなどの新素材下着もあります。

責任者としてはスタッフが大事です。

でもお客様も更に大事ですから、働く環境を考えるのも大切にするのと同時にお客様への影響を意識しながら行いたいものです。

わたくし事ですが、先日ある居酒屋に行きました。

普段は生ビールを3杯は飲みますが、あまりにも店内が寒いので1杯で切り上げました。

気をつけないと客単価にも影響しますね。

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