このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
夏にむけて、代謝をアップさせる
旨辛? 鶏むねしゃぶの雲白肉ランチ
夏にむけて、代謝をアップさせる
旨辛? 鶏むねしゃぶの雲白肉ランチ 571.87kcal 塩分 3.8g
食事に気を使っているのに、太る。運動しているのに、やせない。水を飲んでも太る。昔なら、やせたのに、やせない。そんな方は、代謝が悪くなっているのかもしれません。
きちんと、タンパク質をとって、代謝をアップさせましょう。
代謝をアップさせるのは、「酵素」であり、酵素は、良質なたんぱく質、そして、酵素を活発にさせるために、ビタミンB群が必要不可欠です。特に、40歳を過ぎると、体内でつくられる酵素は減少し、やせにくくなったり、疲れやすくなったりするそうです。
夏にむけて、代謝をアップさせる身体づくりをしましょう。
<鶏むねしゃぶの雲白肉>
鶏むね肉は、低カロリーで高たんぱく質な食材。パサつきが気にならないよう、低温のスープで、さっと湯がき、余熱で火を通し、しっとりと仕上げます。ビタミンB群豊富なアボカドやトマトと一緒に和えることで、更に、しっとりと仕上がります。身体を温める、香味野菜と共に。
(材料)…鶏むねしゃぶしゃぶ肉 80g、トマト 小1ヶ、アボカド 1/2ヶ、にんにく(みじん切り) 3g、
しょうが(みじん切り) 3g、長ネギ(みじん切り)10g、ごま 小さじ1、
ピーナッツ(つぶす) 5粒、花椒 5粒、醤油 10cc、黒酢 3cc、紹興酒 1cc、
ラー油 5cc、鶏ガラスープ、酒 適宜
- 花椒は、ぬるま湯につけ、香りを出しておく。
- にんにく、しょうが、長ネギに、醤油、黒酢、紹興酒を混ぜたら、最後に、ラー油、①の花椒、ピーナッツ、ごまを加える。混ぜない。
- 鶏ガラスープに酒を加え、火にかける。沸騰したら、弱火にし、鶏むねしゃぶしゃぶ肉にさっと火を通し、ザルにあげる。*
- 器に、一口大に切ったトマト、アボカド、③の肉を盛り付け、②のソースをかける。
*ここで使ったスープは、沸騰させてアクをとり、漉しておく。スープに使用する。
<空豆とあさりの紹興酒蒸し>
疲れをとってくれるあさりと、その手助けをするビタミンB群たっぷりの空豆を紹興酒で一緒に蒸します。
(材料)…あさり 5粒、空豆(皮をむく) 10粒、長ネギ(みじん切り) 5g、にんにく(スライス) 3g、
輪切り唐辛子 少々、紹興酒 5cc、醤油 5cc、ごま油 2g
- 鍋に、長ネギ、にんにく、輪切り唐辛子、ごま油を入れ、弱火にかける。
- 香りが出たら、火を強め、あさりを加えて炒める。紹興酒、醤油、空豆の順に加えて、蓋をし、あさりが開くまで、蒸し煮する。
<豆腐とゴーヤのスープ>
鶏むね肉をしゃぶしゃぶした出汁の出ているスープを使って、初夏らしいさっぱりとしたスープを作ります。おろししょうがのしぼり汁を加えるのが、アクセント。
(材料)…鶏スープ(しゃぶしゃぶで使用したもの) 180cc、豆腐 30g、
ゴーヤ(種を取り、スライス) 20g、卵 1/3ヶ、おろししょうがのしぼり汁 5cc、
塩・コショウ 少々
- 鶏スープを温め、豆腐とゴーヤを加え、塩・コショウで味を調える。
- 溶き卵を流し入れる。そのままかき混ぜずにふわっと火を通し、火を消してから、おろししょうがのしぼり汁を加え、器に盛り付ける。
<きゅうりの五香粉甘酢>
きゅうりは、身体の水分量を調整してくれる、夏の大切な野菜。さっぱりとした甘酢に、香りよい、五香粉を加えます。皮をむくと、食べやすくなり、種をとると、断然おいしくなります。ぜひ。
(材料)…きゅうり 1/2本、酢 10cc、砂糖 5cc、塩 少々、ごま油 1g、五香粉 少々
- きゅうりは、皮をひき、半分に切って、種をとる。千六本(マッチ棒程度)に切る。
- 酢、水10cc、砂糖、塩をよく混ぜて、①を漬け込む。五香粉を上からかけ、熱したごま油をかける。軽く混ぜて、冷蔵庫で冷やす。
<玄米ごはん>
玄米は、ビタミンB群、ビタミンEたっぷり。代謝アップの手伝いをしてくれます。歯ごたえもあるため、よく噛むので、満腹感もアップ。
(材料)…玄米ごはん 100g 作り方は省略。
低アレルギーメニュー(卵・乳・小麦・落・そば・えび・かに不使用)
フレッシュフルーツ野菜ゼリー
フレッシュフルーツ野菜ゼリー(卵・乳・小麦・落・そば・えび・かに不使用)
夏の冷たいお菓子、ゼリー。
今回は、火を通さず、フレッシュなフルーツと野菜をいっぱい使って、ゼリーを作ってみました。
フルーツをうまく合わすことで、野菜が気にならず、野菜嫌いなお子さんも大丈夫。
火を通していないため、固まりづらいのと、ジュレではなく、食感をよくするために、今回は、ゼラチンをちょっと多めに使用。
甘さひかえめなため、お好みでシロップをかけてどうぞ。
<にんじんとオレンジのゼリー>
(材料)…にんじん 30g、オレンジ(むいたもの) 60g、レモン汁 10cc、
ゼラチン(30ccの水でふやかしておく) 2.5g、飾り用オレンジ(カットしたもの) 3切れ、
ミント 少々、シロップ* 適宜
- ジューサーに、にんじん、オレンジを入れ、水を少々加えて、かける。裏ごしし、レモン汁を加え、100ccになるように、調整する。足りない時は、水を加える。
- ふやかしたゼラチンは、電子レンジで溶かし、①のジュースを少量加えてのばしてから、戻し、よく混ぜる。もう一度、裏ごしする。
- 器に流し入れ、冷蔵庫で冷やす。少し固まり始めたくらいで、飾り用のオレンジを加える。完全に固まったら、ミントを飾る。
<ゴーヤとライムのゼリー>
(材料)…ゴーヤ(種をとったもの)10g、ライム汁15㏄、グレープフルーツジュース50㏄、
はちみつ10cc、ゼラチン(30ccの水でふやかしたもの) 2.5g、飾り用ライム輪切り 2切れ、
ミント 少々、シロップ* 適宜
- にんじんとオレンジのゼリー同様につくる。
<黄パプリカとバナナのゼリー>
(材料)…黄パプリカ 30g、バナナ 30g、グレープフルーツジュース 30cc、
ゼラチン(30ccの水でふやかしたもの) 2.5g、飾り用パイナップル 2切れ、ミント 少々、
シロップ* 適宜
- にんじんとオレンジのゼリー同様につくる。パイナップルは、早くに加えると固まらないため、完全に固まってから、加える。
<トマトとスイカのゼリー>
(材料)…トマト30g、スイカ30g、グレープフルーツジュース 30cc、ゼラチン(30ccの水でふやかしたもの) 2.5g、飾り用スイカ(丸くくりぬいたもの) 3ヶ、ミント 少々、シロップ* 適宜
- にんじんとオレンジのゼリー同様につくる。
- *シロップ:砂糖と水を同量、鍋に入れて火にかけ、砂糖が溶けたら、そのまま冷やしておく。