このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
プチ薬膳~初夏の養生ごはん~
プチ薬膳~初春の養生ごはん~
鯛の花山椒鍋
新生姜と鯛の炊き込みごはん
晩春から初夏にかけてのこの季節は、毎日の気温の変化が激しい季節で、知らぬ間に胃腸に負担をかけています。
ちゃんと食べているのに疲れやすかったり、胃がもたれたり、むくみがひどかったりしていませんか。
鯛は、弱まっている胃腸の働きを高め、食欲不振、むくみ、足腰のだるさを改善してくれる食材。
鯛の旬は、春。今回はこの名残りの鯛と、今しか食べられない花山椒や、これから旬を迎える新生姜を使用した鯛料理2品。
<鯛の花山椒鍋>
花山椒は、名の通り山椒の花。中国の花椒(ホワジャオ)のことではありません。花が咲く時期は2週間と言われ、この時期にしかでまわらない貴重な食材。香りが豊かで、身体にたまった湿を発汗させる働きがあります。そして豆苗は滞っている流れをよくしてくれる食材。ぜひ鍋に。
(材料2~3人前)…真鯛(小) 半身、花山椒 適宜、豆苗 1束、長ネギ 1本、酒 200cc、昆布、塩 適宜、
他 鍋の具はお好みで
- 鯛のあらは、塩をふりしばらくおく。水分がじわってとでてきたら、さっと湯にくぐらせすぐに水に落とし、霜降りする。野菜は適当にきっておく。
- 鍋に、昆布、①のあら、水800cc、酒を加え、火にかける。あらに完全に火が通ったら、漉し、鯛の頭の部分のみ、鍋にもどす。残りのあらは、ほぐし、最後の締めなどに使用するとよい。
- 鍋にたっぷりの花山椒を入れ、鯛の身、野菜を加える。お好みで、ポン酢しょうゆなどをかけて食べる。締めは、雑炊がおすすめ。
<新生姜と鯛の炊き込みごはん>
この時期から出回る新生姜も、香りが高く、湿を発汗させてくれる食材。三つ葉も同様。少し暑い日には、せりなどもおすすめです。今回は、食感もよく、更に利尿作用を高め、むくみをとってくれるはと麦を加えました。
(材料2~3人前)…真鯛(小) 半身、米 1合、はと麦 30cc、新生姜 30g、みつば 1束、酒 200cc、昆布、塩、薄口醤油 適宜
- 鯛のあらは、塩をふりしばらくおく。水がじわっとでてきたら、さっと湯にくぐらせ、すぐに水に落とし、霜降りする。身は、厚めのそぎ切りにし、塩を薄くふっておく。新生姜は、せん切り、三つ葉は、葉をちぎり、茎は1.5cmに切っておく。米ははと麦とあわせて研ぎ、ザルにあげておく。
- 鍋に①のあら、昆布、酒、水をひたひたに加えて、火にかける。あらに完全に火が通ったら、漉す。あらの身をほぐしとっておく。漉しただしは、300ccwを計り、塩、薄口醤油少々で味を調える。
- 土鍋に、①の米、②のほぐした身を入れ、②で調味しただしを加える。蓋をして、強火。沸騰したら、弱火にして12分。火を消して15~20分蒸らす。出来上がり5分前に、新生姜をちらし、鯛の切り身を並べ、更にふたをして蒸らす。
- できあがりに、三つ葉をちらす。
マクロビオティック、グルテンフリー、低糖質、低アレルギーメニュー(卵・乳・落・そば・えび・かに不使用 *大豆、上白糖不使用)
低糖質 ふすまのスティックビスケット
低糖質ふすまのスティックビスケット(卵・乳・落・そば・えび・かに不使用 *大豆、上白糖不使用)
*ふすま(小麦)を使用しておりますので、グルテンが少量含まれます。重度なアレルギーの方は、ご注意ください。
ふすまを使用した、香ばしく、かりっと食感のよいスティックビスケット。
おやつはもちろん、朝食などにも。
お好みで、ごまなどを加えても。
(材料 10本分)…ふすま 70g、アーモンドパウダー 30g、はちみつ 25cc、
ココナッツオイル(液状にしたもの) 25cc、塩 少々
- ふすまとアーモンドパウダーは、ホイッパーで撹拌しておく。はちみつ、ココナッツオイル、塩を加え、まずは切るように混ぜ、最後にひとかたまりになるようにする。ラップをして、冷蔵庫で30分ねかせる。
*ひとかたまりにならない場合は、水を少量加える
- ①を厚さ1cm程度にのばし、10本のスティック状に切り分ける。
- 180℃のオーブンで20分焼く。完全に冷めてから、さわらないと崩れるので注意。