このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
プチ薬膳~梅雨の養生ごはん~
プチ薬膳~梅雨の養生ごはん~
むくみや腰・膝の痛みに 香り豊かなチリコンカン
五月連休明けの体調は、その後の梅雨を快調にすごせるか、また夏バテにまでひきずらないか、の大きなポイントになります。
身体に余分な湿気や水分をためている人は、梅雨の湿気に敏感に反応し、身体が重い、頭痛、肌の調子が悪い、常にお腹が張っている感じがする、などの症状に表れます。
今、むくみのある方や、膝や腰が重く痛む方は、その前兆かもしれません。
チリコンカンに入っている大豆は、利尿作用を高め、いらない水分を外に出してくれる食材。一緒に使用したカルダモンをはじめとするスパイスもそれらを手伝ってくれます。
少し暑い日が出てくるこの季節、冷たいものを急にとり過ぎると、お腹が冷えて、身体の水分代謝が悪くなります。この時期、冷たいものの摂取は控え、身体を発汗させることが大切です。また、甘すぎるもの、しょっぱすぎるものも控えましょう。
<香り豊かなチリコンカン>
チリパウダーには、様々なスパイスが入っていて、どれも下に重く沈みがちなこの時期の身体をめぐらせてくれます。更に利尿作用が強いカルダモンを加えて。ただし、辛味が強すぎないようご注意を。
とうもろこしで作られているトルティーヤも利尿作用が高くおすすめです。
(材料)…牛ひき肉 50g、大豆水煮 50g、玉ねぎ(みじん切り) 50g、にんじん(みじん切り) 30g、
にんにく(みじん切り) 少々、カットトマト 100g、チリパウダー 小1/4、カルダモン 2粒、
中濃ソース 少々、醤油 少々、塩 少々、オリーブオイル 小2、ご飯 適宜、トルティーヤ 適宜
- フライパンにオリーブオイルとにんにく、カルダモンを入れて弱火にかける。香りが出てきたら、玉ねぎとにんじんを加え炒める。オリーブオイルがなじみ、しっとりしてきたら、牛ひき肉を加える。
- 牛ひき肉にしっかりと火が通ったら、チリパウダーを加え、香りをだし、更にカットトマトを加えて炒める。つぶしながら水分が少し飛んだところに、大豆を加えて蓋をし、5分煮込む。
- 中濃ソース、醤油、塩で味を調え、器にご飯、トルティーヤと共に盛り付ける。最後にバジルを散らす。
追加するなら…。
<きんかんのピクルス>
きんかんは、身体が重く粘つきがある感じをめぐらせてくれる食材。こちらも身体に不必要な湿を取り除いてくれるカルダモンやコリアンダーを加えて香りよく。
(材料)…きんかん 10粒、白ワインビネガー 50㏄、水 50㏄、てんさい糖 10g、カルダモン 2粒、
コリアンダー 小1
- きんかんは半分に切り、種をとり、瓶に入れる。
- 白ワインビネガー、水、てんさい糖、カルダモン、コリアンダーを鍋に入れて火にかける。沸騰したら、①の瓶に入れ、蓋をして半日ほど置く。
<焙じはと麦とうもろこし茶>
最近では、お茶として、普通にはと麦茶やコーン茶が買えるようになりましたが、丸のままで焙じた方が香りがよく、また効果も高いと言われています。
(材料)…とうもろこし干したもの* 大1、はと麦 大1
*とうもろこしは、実をほぐして天日で1日ほど乾かしておく。この時に、とうもろこしのひげもあるようであれば、一緒に干しておく。
- 厚手の鍋にとうもろこし(あればひげも)、はと麦を入れて弱火で香りが出てくるまで炒る。
- 水を500cc加え、15分煮だす。
マクロビオティック、グルテンフリー、低アレルギーメニュー
(卵・乳・麦・落・そば・えび・かに・上白糖不使用)
スパイシーそら豆
スパイシーそら豆
旬のそら豆を使用し、よくあるお菓子を作ってみませんか。できたては格別においしいです。味はお好みで。カレー粉は子供に人気ですが、大人の場合は最近流行りの麻辣風に花椒と一味とうがらしでも。
(材料)…空豆 適宜、塩 少々、カレー粉 少々、揚げ油(なたね油やオリーブオイルなど) 適宜
- そら豆は、薄皮をむく。170℃の油で、カリッとするまで素揚げする。
- 揚げたてに塩とカレー粉をまぶす。