このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
プチ薬膳~梅雨時期のだるさ改善~
プチ薬膳~梅雨時期のだるさ改善~
鶏ととうもろこしのスパイスごはん 378.5kcal 塩分1.8g
梅雨時期は、湿気が身体にたまりやすく、だるくなりがちです。
むくみ、身体がだるい、頭が重い、痛い、粘ばりのある鼻水がでる、痰がからんだ咳がでる、便がすっきりしない...などなど。もしかしたら、湿のせいかもしれません。
利尿作用をよくし、胃腸を調え、これから暑くなるという夏に備えましょう。
とうもろこし、そら豆、大豆(枝豆)、はと麦などの食材は、利尿作用がよく、身体の湿をとってくれます。
暑い日もありますが、冷たいものを飲みすぎたり、身体を冷やしてしまうと、逆に湿気がたまりやすくなるので、気をつけてくださいね。
<鶏ととうもろこしのスパイスごはん>
鶏肉は、胃腸を養ってくれる食材。スパイスやパクチーなど香りのある食材も、発汗作用により、湿をとってくれる手助けをしてくれます。
(材料2~3人前)…鶏もも肉 200g、とうもろこし 1本、米 1合、はと麦 大1、コリアンダー、クミン、
オレガノなど合わせて小1~2、塩、コショウ適宜、パクチー 適宜、オリーブオイル 小1
- 鶏もも肉は、一口大に切り、塩・コショウしておく。ともろこしは、実を芯から包丁などで外しておく。はと麦は、3倍の水につけて浸水しておく。
- 米と通常の水の分量を炊飯器に入れ、浸水させたはと麦、①のとうもろこしの芯を加えてを普通に炊く。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏もも肉を皮目から入れ、焼き色がつくまで焼き付ける。焼き色がついたら、とうもろこしを加え、スパイス、塩・コショウを加えて強火で炒め合わせ、味を調える。
- ②が炊き上がる10分前に③を加え、一緒に蒸らす。
- 芯を取り除き、残りを混ぜ合わせる。器に盛り付け、お好みでパクチーをのせる。
こちらもおすすめ…。追加するなら…。
<そら豆をペペロンチーノ風に。あさりとキャベツを加えてボリュームたっぷり。あさりは痰による咳をおさえてくれます。>
そら豆をペペロンチーノ風に。あさりとキャベツを加えてボリュームたっぷり。あさりは痰による咳をおさえてくれます。
(材料)…あさり 30g、そら豆 10粒、キャベツ50g、にんにく(みじん切り) 3g、鷹の爪 1本、醤油 少々、
オリーブオイル 小1
- フライパンににんにく、ちぎった鷹の爪を入れて弱火にかける。香りが出てきたら、砂出ししたあさり、皮をむいたそら豆、キャベツを加え、蓋をする。たまに、こげないようにフライパンをゆする。
- あさりが開いたら、醤油で味を調え、器に盛り付ける。
<枝豆のヴィシソワーズ>
乳製品は、身体を保湿してくれる効果があるので、この時期にはあまりむきません。今回のヴィシソワーズは、利尿作用もあり、咳にもよい豆乳で。お好みで、生クリームを少量たらすと、コクがでます。
(材料)…枝豆(さっと茹でて皮、薄皮をとったもの) 25g、じゃがいも 25g、玉ねぎ 20g、豆乳 70cc~、
オリーブオイル 小1/2、塩・コショウ 適宜、ナツメグ 少々、生クリーム お好みで。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、皮をむいてスライスしたじゃがいもを加え、柔らかくなるまで、弱火でゆっくりと炒める。じゃがいもがへらでつぶせるくらいになったら、枝豆を加え、さっと炒め合わせ、豆乳を加える。
- 沸騰直前で火を止め、ジューサーにかけ、裏ごしする。塩コショウで味を調え、冷蔵庫で冷やす。
- 器に盛り付け、お好みで生クリームをたらし、ナツメグを削る。
マクロビオティック、グルテンフリー、低アレルギーメニュー
(卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用)
塩麺つゆの米うどん
塩麺つゆの米うどん (卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用)
米麺を使用した、夏にさわやかな夏の麺です。
冷たい塩麺つゆは、梅とこぶのだし。
鶏肉は、やわらかく仕上げるために、必ず70℃程度でさっとゆでること。麺つゆを冷ましてから、鶏肉を加えて保存すること。
(材料)…米麺 1人前、鶏むね肉(しゃぶしゃぶ用)50g、オクラ(茹で小口切り) 1本、水菜 少々、
梅干し 1ヶ、酒 大1、みりん 小1、昆布 3cm角、黒コショウ 適宜、レモン お好みで
- 水150ccに梅干し、昆布、酒、みりんを加え、弱火にかける。沸騰直前になったら、火を止める。
- 温度が70℃程度になったら、鶏むね肉を広げながら入れ、さっと通して表面に火が入ったら、ざるに上げ、余熱で火を通す。全部の鶏むね肉を湯通ししたら、そのまま強火にかけ、沸騰直前になったらアクをきれいにとり、火を止める。さらしなどで漉し、梅干しだけを戻し、冷ます。
- ②冷めてから、鶏むね肉をつゆの中に入れて、冷蔵庫で冷やし保存する。
- 米麺を茹でて、冷水で洗い、器に盛り付ける。鶏むね肉、梅干し、オクラ、水菜を盛り付け、塩麺つゆを注ぐ。お好みで黒コショウ、レモンをかけてどうぞ。