このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
プチ薬膳~夏の養生ごはん~
プチ薬膳~夏の養生ごはん~
夏バテ予防に アジア風ジャージャーうどん
夏は、暑さや汗をかくことで血や身体に必要な水分(津液)を消耗します。これにより、疲れやすくなったり、精神が不安定になり不眠になったりします。食欲も落ちていきます。夏バテです。
夏バテは、冷たいもののとり過ぎで、脾胃(消化器)を弱めることも原因です。
そうならないために、まずは、血や津液を養い、身体に潤いを与えること。冷たいものをとり過ぎないよう、また、身体の火照り過ぎで疲れさせないよう、身体の熱を取り去り、のどの渇きをおさえることも、大切です。
今回は、身体に潤いを与える豚肉と血を養うピーナッツを使って、ジャージャー麺に仕上げました。きゅりは、身体の熱を取りながら、水分調整をしてくれる食材。レモンやライムは、さっぱりと食べやすくするだけなく、どっとかくような汗の出過ぎを押さえる働きもあります。
冷たい麺は、食べやすく、食欲が落ち気味な夏には最適ですが、胃腸を冷やしすぎないよう温かいものと組み合わせてとるようにしましょう。
また、辛いものの取り過ぎは、汗を大量にかきやすく、また、胃腸の熱を上げすぎるので、注意が必要です。
<アジア風ジャージャーうどん>
麺は、細めの乾麺がおすすめ。のどごしもよく、現地の米粉麺のような味わいもあり。麺はシャキッと冷たく、熱々のあんをかけてどうぞ。
(材料)…豚ひき肉 80g、おろしにんにく 小1/2、ピーナッツペースト 大1、赤みそ 大1、砂糖 小1、
ナンプラー 小1、片栗粉(倍の水で溶く) 小1、きゅうり 1/2本、パクチー 適宜、ごま油 小1、
ライム 1/8ヶ
- きゅうりは、細切りに、パクチーは適当な長さに切る。
- フライパンにごま油を熱し、豚ひき肉を加え、脂が出てくるまでしっかりと炒める。
- おろしにんにくを加えて、焦げないように炒め、ピーナッツペーストと赤みそを加えて更に炒める。
水100ml(分量外)を加え、砂糖、ナンプラーで味を調える。水溶き片栗粉でとろみをつける。
- うどんを茹で、冷水にとり器に盛り付ける。③と①を盛り付け、ライムを飾る。
追加するなら…。
<焼きとうもろこしのバターご飯>
とうもろこしは、梅雨の時期からつながるむくみなどに効く食材。香ばしく醤油で焼いてから入れるため、食欲も増します。芯は炊くときに一緒に入れると甘さが増すのでおすすめです。
(材料 2人前)…とうもろこし 1/2本、米 1合、醤油 大1、酒 大1、塩 小1/2、バター 10g
- 米は研いでザルにあげておく。
- とうもろこしは、網で表面を焼き、醤油と酒をあわせたものにくぐらせ、更に焼く。これを2~3回繰り返す。芯から実を包丁で外す。
- ②の芯と塩を入れて米を炊く。炊き上がり5分前に、芯をのぞき、②の焼いたとうもろこしの実、残った酒醤油を加え、更に5分蒸らす。
- バターを加えて、よく混ぜ合わせる。
<セロリといかのレモン炒め>
セロリは身体の熱を取りながら、潤いを与えてくれる食材。のどの渇きを押さえます。また、いかは血を養う食材です。
(材料)…セロリ 100g(1本)、いか 100g、レモン 1/4ヶ、砂糖 小1、ナンプラー 小1、ごま油 小1
- せろりは筋を取り、ななめそぎ切り。いかは、飾り包丁を入れて、適当な大きさにそぎ切り。レモンは輪切りに。皮は苦いようであればむいておく。
- フライパンにごま油を熱し、いかを加える。いかに火が通ったら、セロリを加え、砂糖、ナンプラーで味を調える。最後にレモンの輪切りを加えて、2~3回煽ったら、器に盛り付ける。
マクロビオティック、グルテンフリー、低アレルギーメニュー
(卵・乳・麦・落・そば・えび・かに・上白糖不使用)
ベリー入り赤紫蘇寒天
ベリー入り赤紫蘇寒天
旬の赤紫蘇からとったジュースを使って、見た目も鮮やかな寒天を作りました。炭酸や、ココナッツミルクをかけて混ぜてもおいしいです。
(材料)…しそジュース(濃縮タイプ)100ml、水 100ml、ベリーミックス(冷凍)50g、粉寒天 小1(3g)、ミント 適宜
- しそジュースと寒天を鍋に入れ、よく溶かし、火にかける。混ぜながら、沸騰したら2分煮て、火からおろす。
- 水とベリーミックスを加えて、混ぜ合わせたら、バットなどに流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
- 器に盛り付ける。