このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
年末年始の暴飲暴食改め、リセットした身体に
台湾風くずし豆腐玄米粥 262.7kcal 塩分1.32g
毎年定番化してきました、お粥の提案。
今回は、台湾風?に干しエビと鶏がらのだしがきいたスープにナンプラーで味を調えました。
あつあつの豆腐が入った優しい味に、ぷちぷちとした玄米の食感が楽しめるお粥です。
年末年始の暴飲暴食をなかったことには、難しいですが、胃腸を調え、身体をリセットし、これからまだまだ厳しくなる寒さに備え、身体を温めましょう。
<台湾風くずし豆腐玄米粥>
くるみは、血管をさらさらにし、身体も温めてくれる食材。炒っておくと酸化してしまうので、生のくるみを使用する前に乾煎りするようにしましょう。豆腐は、包丁ではなく、手でくずしながら入れた方が口当たりがよくなります。
(材料2人前)…玄米 90cc、干しエビ 5g、香菜 10g、絹ごし豆腐 100g、長ネギ 20g、くるみ 4粒、
鶏ガラスープ 500cc、酒 30cc、ナンプラー 10cc~、黒コショウ 適宜
- 干しエビは、酒をふりかけ、戻しておく。香菜は、3cmの長さに切り、長ネギはみじん切り、2つを合わせておく。くるみは、炒っておく。
- 玄米を鍋でカリッとするまで、弱火によく炒る。鶏ガラスープ、①の干しエビを酒ごと加え、沸騰するまで強火、軽く混ぜてから、弱火にして、お粥を炊く。途中、ふきこぼれそうな場合は、蓋を少しずらす。水分が足りない場合は、少し足すようにする。
- お粥が炊けたら、ナンプラーで味を調え、手で豆腐をくずしながら加える。豆腐が温まったら、器に盛り付け、①の香菜、長ネギ、くだいたくるみをのせる。お好みで黒コショウをかけて頂く。
更に身体を調える品々。添えるなら…。追加するなら…。
<しじみの茶わん蒸し>54.0kcal
鉄分を補い、身体を疲れにくくします。煮卵もこのお粥にはあいますが、ここは優しい味の一品で。
(材料2人前)…しじみ 60g、卵 1ヶ、ぎんなん(茹でて薄皮をむいたもの) 4ヶ、昆布ダシ 150cc、
ナンプラー 5cc~、酒 10cc、ゆずの皮(せん切り) 少々、香菜 少々
- しじみを昆布ダシに入れ、火にかける。蓋が空いたら、身をとりはずす。
- ①のだしと溶きほぐした卵を合わせ、漉す。しじみの塩分に気を付けながら、酒、ナンプラーで味を調える。飾り用のしじみの身を2ヶ残し、残りとぎんなんを器に入れ、卵液を注ぐ。
- 湯気がでている蒸し器で、強火で1分、弱火で10分蒸し、残しておいたしじみの身、ゆずの皮、香菜を飾る。
<長芋のナンプラー漬け>39.0kcal
長芋は、身体を温め、疲労回復、風邪予防の最適。たまり漬けなどもおいしいですが、今回はお粥に合わせてナンプラーで。コリアンダーの香りが、食欲をそそります。
(材料)…長芋 100g、ナンプラー 15cc、砂糖 5g、酢 5g、コリアンダー 3~4粒
- 長芋を8mmの拍子木に切る。調味料を全部と水30ccを加え、長芋を1~2時間冷蔵庫で漬け込む。
低アレルギーメニュー
ココナッツオイルを使用 にんじんのポタージュ
(卵・乳・小麦・落・そば・えび・かに不使用 *大豆不使用)
にんじんのポタージュ(卵・乳・小麦・落・そば・えび・かに不使用 *大豆不使用)
ブイヨンもバターも生クリームも使用しません。これ、にんじん?とびっくりするほど、にんじんのクセがなく、にんじんの甘みと旨みだけをしっかりとひきだしたポタージュです。
アレルギーにもよいと言われる、話題のココナッツオイルを使用し、ほのかなココナッツの風味とさわやかなカルダモンの香りをつけて。
(材料4~5人前)…にんじん 2~3本(300g)、ココナッツオイル 50g、お好みでココナッツミルク 100cc~、
カルダモン 3~4粒、塩 適宜、飾り用の削ったカルダモン 少々
- にんじんはよく洗い、皮付のまま、薄くスライスする。フライパンにココナッツオイルとカルダモンを熱し、弱火で30~40分、にんじんが簡単につぶれるくらいになるまで、じっくりと火を通す。
- ①に水200ccを加え、5~10分煮込む。ミキサーにそのまま入れ、なめらかになるまで回し、裏ごしする。
- お好みで、ココナッツミルクまたは水を100cc少しづつ加え、濃度を調整する。温めてから、最後に塩で味を調える。器に盛り付け、削ったカルダモンをかける。