このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
春の野菜でデトックス
春の野菜でデトックス
香り鶏丼 385.92kcal 塩分1.56g
春の野菜には、香りの強いものや苦みのあるものなどが多く、これらには抗酸化作用があります。
新陳代謝も落ちている冬に溜め込んでいた老廃物をここでデトックス。
花粉症などによるムズムズ感にも効くそうです。
今回は、卵でとじる親子丼ではなく、鶏肉をさっと煮て、甘辛のたれをかけた鶏丼。
春の香味野菜をたっぷりかけてどうぞ。
<香り鶏丼>
うるいは春野菜の中ではクセのない使いやすい山菜です。長ねぎでもおいしくできますが、ぜひ、手に入る時期には、うるいと根三つ葉で。
(材料)…鶏もも肉60g、うるい10g、根三つ葉15g、焼きのり1/2枚、玄米ごはん150g、醤油10cc、みりん 15cc
- 鶏もも肉は皮をとり、脂身をできるだけ取り除き、小さめの一口大にそぎ切りする。
- うるいはみじん切り、根三つ葉は、1cmに切り合わせておく。焼きのりは細かく切っておく。
- フライパンに、醤油、みりんを加えて火にかける。沸騰したら、弱~中火にし、①の鶏肉を入れ、さっと煮、取り出す。残りのタレを煮詰める。
- 茶わんに玄米ごはんをよそい、焼きのりをちらし、③の鶏を盛り付ける。上からタレをまわしかけ、②の薬味をのせる。
*1人前ずつ作る場合は、タレの分量を1.5倍で作ること。
こちらもおすすめ…。追加するなら…。
<春の青煮 からし酢味噌かけ>
少しクセのある野菜には、コクのあるからし酢味噌がよく合います。春野菜はこの他、筍やタラの芽、ふきなどでも。
(材料)…アスパラ2本、こごみ2本、うど1/4本、浸け地*(だし 400cc、みりん 50㏄、薄口醤油 25cc)、
からし酢味噌*(白味噌100g、卵黄 1ヶ、みりん大2、薄口醤油 小1、酢 大1~2、だし大2、
からし 適宜)
*浸け地とからし酢味噌の分量は、4人前
- アスパラははかまをとり、下3cmは皮をむく。こごみは筋を取り、ふり洗いする。うどは、皮を厚めにむき、千六本よりも少し太めに切り、酢水につける。
- ①の野菜をそれぞれさっと茹で水にさらす。浸け地の材料を合わせ煮立ったところに、野菜を加え、バットにあけて冷ます。
- からし酢味噌を作る。白味噌に卵黄を溶き、みりん、薄口醤油、酢、だしを加え、混ぜ合わせる。弱火にかけ、とろみがでるまで練り上げ、冷ます。冷めてから、からしを加えて混ぜ合わせる。
- ②の野菜を汁を軽く切って器に盛り付け、③のからし酢味噌をかける。
<鶏スープ>
鶏ガラスープに鶏丼ではずした鶏皮とナンプラーを加えることで、ぐっとコクが出ます。こちらも香りのある野菜を加えてどうぞ。
(材料)…あさつきまたはパクチー15g、鶏ガラスープ200cc、ナンプラー適宜、塩 適宜、黒コショウ 適宜、
長ネギの青い部分、鶏の皮
- 鶏ガラスープに、長ネギの青い部分と鶏の皮を加え、火にしばらくかける。
- ①の長ネギ、鶏皮を取り除き、ナンプラー、塩で味を調える。
- 器によそい、あさつきまたはパクチーの小口切りを加え、黒コショウをかける。
低アレルギーメニュー(卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用)
さっぱりレバーペースト
さっぱりレバーペースト(卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用)
生クリームもバターも入らないヘルシーでとっても食べやすいレバーペーストです。
アレルギーのお子さまは、鉄分が取りづらく、鉄不足であることも多いですから、ぜひ。
(材料 4~5人前)…鶏レバー100g、にんにく1/2かけ、玉ねぎ15g、セロリ15g、アンチョビフィレ6枚、
EVオリーブオイル大3、赤ワイン大1、ローリエ1枚、タイム少々、黒コショウ少々
- 鶏レバーは、余分な脂、血を取り除き、適当な大きさに切る。流水で何度か洗い、水が濁らなくなったら、水気をよく切っておく。
- にんにく、玉ねぎ、セロリはみじん切りにし、フライパンにオリーブオイル大1とともに入れ、弱火にかける。香りが出てきたら、ローリエと①、赤ワインを加え、水分がなくなるまで煮る。
- ローリエを取り除き、フードプロセッサーに残りのオリーブオイル、タイム、黒コショウとともに入れ、かける。なめらかになったら、入れ物に入れ、ラップをし、冷蔵庫で冷やしねかせる。