秋の薬膳和食
里芋玄米ごはん　牡蠣オイル漬け236.78kcal　塩分1.07ｇ

秋は、中医学の面からいえば、肺と大腸に影響がある季節。
なんだか、咳がとまらない、鼻の調子が悪い、皮膚のトラブルがでてくる、といったことはありませんか？
秋には、白い野菜をとるとよいとされています。また、玄米は、秋の身体をリセットし潤いを与えてくれる最適な食材。
また、この時期は特に油分が体調をこわすもとに。
秋の不調を調え、冬に向けての免疫力を高める準備をしていきましょう。

＜里芋玄米ごはん＞

牡蠣オイル漬けは、お好みで。油分を切ってから使用します。里芋に少し焼き色をつけて香ばしく仕上げます。

（材料４人前）…玄米　２合、里芋　４００g、牡蠣オイル漬け　１人前３ヶ、三つ葉　適宜、塩　少々

1. 里芋は皮をむき、適当な大きさに切る。網で強火で表面に焦げ目がつくように焼く（中には火がはいらなくてよい）。玄米は、吸水しておく。
2. 玄米と里芋、塩を少々加え、普通に玄米を炊くように炊き上げる。里芋が柔らかくなりすぎるようであるなら、途中で加えてもよい。
   ＊炊き上がって混ぜるときには、里芋が柔らかくなっているので、崩れないように注意する。
3. お好みで、油分を切った牡蠣のオイル漬け、三つ葉をのせる。

＜大根と車麩の味噌おでん＞　　119.9kcal

大根は、秋のトラブルを改善してくれる万能野菜。黒コショウをきかせて、パンチをつけます。くずは、油分を洗い流してくれるそうです。ここは、片栗粉ではなくぜひ、くず粉で。

（材料）…大根　１５０g、車麩　２ヶ、長ねぎ　１０g、味噌　１０g、ごま油　少々、
黒コショウ（粒）　少々、ゆず皮適宜、昆布だし（他お好みのだしでも）　適宜

1. 大根は、適当な大きさに切り、表面に焼き色をつけ、黒コショウを粒のまま加えた昆布だしで、柔らかくなるまで煮る。
2. 車麩は、水でもどして絞り、ごま油で表面に焼き色を付ける。ざるに並べ、熱湯を上からかけ、油分を取り除く。長ネギはみじん切りにし、味噌と混ぜておく。
3. 大根が軟らかくなったら、②の車麩を加えて煮込む。車麩が煮えたら、水溶きしたくず粉で軽くとろみをつけ、器に盛り付ける。
4. ゆずの皮をちらし、②の味噌を上にのせる。味噌を崩しながらお召し上がりいただく。

＜きのこと小松菜の海苔和え＞　14.2kcal

醤油をしみ込んだ、しっとりとした海苔がおいしい１品。きのこは、焼きと茹でで食感をかえて。ぎんなんは、咳によい食材です。

（材料）…しいたけ　１ヶ、しめじ　２０g、小松菜　４０g、銀杏　３ヶ、海苔　１/２枚、醤油　小１、煮切り酒　小１、
煮切りみりん　少々、塩　適宜
＊煮切り酒、煮切りみりんは、火にかけてアルコール分をとばしたもの。

1. しいたけは、網で焼き、スライスする。小松菜、しめじは塩茹でしておく。銀杏は、茹でて皮をむいておく。
2. 醤油、煮切り酒、煮切りみりんを合わせ、海苔をちぎって溶かし、しめらせておく。
3. ①を②で和え、器に盛り付ける。

もっちもちっわふわ　秋のポン・デ・ケージョ　（卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用）

ポン・デ・ケージョは、チーズのパンの意。なので、実は、ポン・デ・りんごとポン・デ・さつまいも(笑)。 冷めても固くならないもっちもっちふっわふわの甘くない生地です。

りんごのポン・デ・ケージョ

（材料 約２０ヶ）…りんご　1/2ヶ、木綿豆腐　１００g、白玉粉　１００g、塩　小1/2、ごま油（白）　大１、
コーンスターチ　20g～、シナモン　適宜

1. ボウルに白玉粉、塩を入れ、木綿豆腐を加えて、なめらかになるまで、スケッパーなどで混ぜる。
2. なめらかになったら、りんごを１～２ｍｍ角に切ったもの、コーンスターチ、シナモンを加えて、更に手で、コシが出てなめらかになるまでこねる。耳たぶくらいの固さを目安に、コーンスターチの量は調整する。
3. 台にだし、スケッパーなどで、約２０等分に切る。手に水をつけながら、表面がつるっとなるように丸める。
4. １９０℃のオーブンで約１５分、焼く。

さつまいものポン・デ・ケージョ

（材料 約２０ヶ）…さつまいも（蒸かして裏ごししたもの）　１００g、白玉粉　50g、塩　小1/2、
コーンスターチ １０g～、ココナッツオイル　大１、黒ごま　適宜

1. ボウルに白玉粉、塩を入れ、水４５～５５ｃｃを加え、なめらかで、少しやわらかめになるように混ぜる。
2. さつまいも、コーンスターチ、ココナッツオイル、黒ごまを加え、手でコシが出てなめらかになるまでこねる。耳たぶくらいの固さを目安に調整する。
3. 台にだし、スケッパーなどで、約２０等分に切る。手に水をつけながら、表面がつるっとなるように丸める。
4. １９０℃のオーブンで約１５分、焼く。