このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
スーパーデトックスメニュー
スーパーデトックスメニュー
味噌玄米粥 72.5kcal 塩分1.4g
毎年恒例のこの時期の粥提案。
寒さや、年末年始の暴飲暴食がたたり、胃腸が弱っていませんか。
胃がもたれている、胸やけが続く、腸がはっている、なんとなく身体がだるい...。
断食まではできないけれど、1日夕飯をお粥に換える、1週間昼食をお粥に換える、などをして身体をリセットする方も増えているようです。
胃腸から身体を温め、内臓の疲れをリセットしてみませんか。
今回は、発酵食品味噌を加えた味噌粥で。田舎みそでもおいしいですが、白と赤を混ぜた合わせ味噌を使用してみました。
1月7日は過ぎていますが、身体をきれいにしてくれる七草を添えて。
デトックス食材の大根やかぶでもいいですね。
<味噌玄米粥>
玄米は煎ってからお粥にします。時間が短縮されるのと香ばしさがでてコクがでます。
(材料4人前)…玄米 1カップ、七草(塩ゆでし、みじん切りにしておく) 合わせて80g、長ネギ(小口切り) 40g、赤だし用赤みそ 約60g、西京味噌 約60g、昆布 1切れ
- 土鍋に玄米を入れ、弱火で煎る。香りが出てきて、パチパチと音がしてきたら、水5カップと昆布を加えて、1時間吸水させる。
- ①を弱火にかけ、30分炊く。味噌を合わせて加え、味を調える。
- 器に盛り付け、長ネギを盛り、七草を添える。
こちらもおすすめ…。追加するなら…。
<はさみ揚げれんこんのだいこん汁> 253.6kcal
大根は、スーパーデトックス野菜。粘膜を強くしてくれるれんこんは、身体を温めるえびとともに揚げて。
片栗粉ではなく、くず粉でとめることで、身体を温めるとともに、油を包んで流してくれるそうです。
(材料)…えび 20g、れんこん 20g、大根 100g、あさつき 15g、しょうが汁 少々、塩 適宜、酒 少々、
薄口醤油 少々、くず粉 適宜、昆布・干ししいたけ 適宜
- 水200ccに昆布と干ししいたけを入れて6時間おいておく。そのまま弱火にかけ、だしをとり、昆布と干ししいたけは、取り出しておく。
- えびは、塩少々を加え包丁でたたきながらよく練る。酒、くず粉を溶き、少々加える。れんこんにはさみ、くず粉をまぶして揚げる。
- ①に大根をおろし、汁ごと加える。塩、酒、薄口醤油少々で味を調え、水溶きくず粉でとろみをつける。しょうがのしぼり汁を最後にたらす。
- 器に②を盛り、③をかける。あさつきを盛り付ける。
<山椒塩昆布とふっくら山椒昆布煮> 70.1kcal
昆布やしいたけもあまり知られてはいませんが、デトックス食材です。今回は、甘みをくわえず、さっぱりと仕上げました。山椒は、身体を温めます。できるだけ香りのよいものを。
(塩昆布 材料)…昆布、干ししいたけ 適宜、酒 適宜、酢 少々、天然塩 適宜、山椒 適宜
- 昆布、干ししいたけは、水でもどし、細きりにする。
- 鍋に、①を戻した汁ごと加え、酒を加えて、材料がかぶるくらいの水分でする。酢を少々加える。
*酒と水はほぼ同量合わせ
- 昆布と干ししいたけがやわらかくなり、水分がすべてなくなったら、バットに広げ、乾燥させる。
- 塩は、厚手の鍋で炒り、すり鉢であたり、パウダー状にする。山椒も加えて、更に軽くすり混ぜる。
- ③を器に盛り付け、④をふる。
(昆布煮 材料)…昆布、干ししいたけ 適宜、酒 大2、薄口醤油 大1、実山椒 適宜
- 昆布、干ししいたけは、水でもどし、昆布は1.5cm角に、干ししいたけは食べやすい大きさに切る。
- ①のもどした水に、水を加えて200ccにし、鍋に入れる。その他材料をすべて加えて、弱火にかける。昆布と干ししいたけがふっくらとやわらかくなったら、火を止め、味をしみこませる。
低アレルギー
(卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用)
玄米甘麹のおしるこ よもぎ白玉
玄米甘麹のおしるこ よもぎ白玉 (卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用)
アレルギーっ子にとって、アレルゲンが少ないお汁粉は、うれしいメニューですが、実はすごい量の白砂糖が含まれています。白砂糖は、アレルギーを悪化させると言われていますので、できればさけたい食材。
今回は、マクロビで人気の、アレルギーっ子にもうれしい、玄米甘麹を使用して、甘さを加えました。よく味わうと、甘さがよくわかりますが、初めての場合、少々甘さが少なく感じるかもしれません。
お好みで、テーブルにて、甘みを加えてください。
(材料)…砂糖不使用あずきあん*1 100cc、玄米甘麹*2 50㏄、よもぎ入り白玉粉 10g、
てんさい糖(すり鉢であたりパウダー状にしたもの) お好みで
*1 あずきは土鍋で、弱火で煮ると甘さが引き立ちます。お汁粉の濃度に水分は加減してください。
*2 玄米甘麹は、麹で作った玄米甘酒のもとです。ない場合は、玄米甘酒を弱火で沸騰しないように、半量まで煮詰めたものを使用します。あんの水分を調整すれば、玄米甘酒の使用も可です。
- よもぎ入り白玉粉は少量の水分でよく練る。耳たぶくらいのかたさになったら、沸騰しているお湯に丸めて入れ、ゆでる。
- あずきあんと玄米甘麹を加えて、火にかける。沸騰直前で火を止め、器に注ぎ、①を加える。