このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
秋の養生ごはん
お月見スープ
秋の養生ごはん
お月見スープ 199.5kcal 塩分1.05g
実は今年の一五夜は、9月8日だったそうで・・・。その年によっては、9月の下旬のときもあれば、こんなに早い時もあるんですね。
とはいっても、秋の名月は、まだまだ続きますので、スープでもいかがですか。
韓国の旧盆時期のお決まりの料理をアレンジしました。
月に見立てた里芋が、残暑で疲れた胃をいたわってくれ、鉄分や亜鉛も豊富、秋に向けて身体のバランスを調える養生ごはんです。
<お月見スープ>
牛肉は固くならないよう、70℃程度のスープでゆがきます。スープには、セロリの葉を入れ、肉の臭み消しと、香りづけを。スープが澄んだ状態になるよう、アクをしっかりととることがポイント。薬味のねぎと三つ葉をたっぷりと添えて、香りよいすだちを絞ってどうぞ。
(材料)…牛薄切り肉 60g、里芋 小5ヶ、長ネギ(みじん切り) 20g、三つ葉(1.5cmに切る) 5本、昆布ダシ 300cc、セロリの葉 適宜、塩・コショウ 適宜、すだち 1/2ヶ
- 里芋は皮をむき、茹でる。
- 昆布ダシにセロリの葉を入れ、火にかける。70℃くらいに温まったら牛薄切り肉をさっとゆがき、ザルにあげる。ダシをそのまま沸かし、透き通るまでよくアクを取り除き、セロリの葉も取り出し、塩・コショウで味を調える。
- 器に、牛薄切り肉、温めた里芋を入れ、②のスープを注ぎ、黒コショウをかける。三つ葉・長ネギ・すだちを添える。
追加するなら…。
<のこたっぷり玄米秋ごはん> 231.2kcal
食物繊維たっぷりのきのこごはんで夏の養生の効果アップ。具材は、香ばしさを出すために、焼いてから加えます。
(材料2~3人前)…まいたけ 100g、しめじ 100g、栗 6~8ヶ、ぎんなん 10~12粒、玄米 1合、酒 15cc、醤油 15cc、塩 少々
- 栗は皮をむき、ぎんなんは、さっと茹でて薄皮をむく。共に、網またはフライパンで焼き色をつける。きのこは石づきをとり、さく。フライパンで、焼き色をつけたら、酒と醤油を振り入れる。
- 普通に玄米を炊くように水分を計り、更に①、塩少々を加えて炊く。
<春菊とタコのサラダ> 109.3kcal
疲労回復に効くたことビタミンCたっぷりのこれから旬を迎える春菊のサラダ。辛みのあるタレで食欲を増進。
(材料)…春菊30g、玉ねぎ20g、たこ40g、にんにく(みじん切り)1/2片、コチュジャン5cc、
醤油10cc、みりん10cc、砂糖 少々、白ごま 少々、ごま油 少々
- 春菊は茎を取り除き、葉を適当な長さにちぎる。玉ねぎはスライスする。たこもスライスする。
- フライパンに、ごま油とにんにくを熱し、香りがでたら、調味料を全て入れ、混ぜ合わせる。火が入ったら、火を止め、たこを加えて和える。
- 器に①の春菊、玉ねぎを盛り付け、②のたこをのせる。
低アレルギーメニュー
かぼちゃとさつまいもの秋コロッケ
かぼちゃとさつまいもの秋コロッケ(卵・乳・小麦・落・そば・えび・かに不使用 大豆不使用)
秋の乾燥と風邪予防に効くかぼちゃとさつまいもを使った秋らしいコロッケ。玄米フレークの細かい衣がかりっと揚がります。ベーコンを加えて、塩味を効かせるとともに、しっとりとした仕上がりに。
辛いものが大丈夫であれば、黒コショウをかけて食べるのがおすすめ。
(材料約20ヶ分)…かぼちゃ(種と皮を取り除いたもの) 300g、
さつまいも(皮を取り除いたもの) 300g、ベーコン(塊) 100g、塩・コショウ 適宜、
米粉 30g、水 500cc、玄米フレーク 適宜、きびのスパゲッティ 3本、
なたね油(揚げ油用)、好みで黒コショウ
- かぼちゃとさつまいもは、一口大に切り、柔らかくなるまで蒸かす。熱いうちに、粗くつぶしておく。
- ベーコンは、さいの目に切り、フライパンで弱火でじっくりと炒める。出た脂ごと、①に加え、混ぜ合わせ、塩・コショウで味を調える。
- ②を丸く形を調え、水で溶いた米粉にくぐらせ、細かく砕いた玄米フレークにまぶす。
*衣をきちんとつけないと、かぼちゃは油の中で溶けだしてしまうので注意。
- ③を180℃で揚げる。適当な長さに折って揚げた、きびのスパゲッティを枝のようにさして、盛り付け